こんにちは、アンギーゼの古川です。
「チアリーディングと生命保険販売はよく似ている」
なぜ今日はこの事について考えていきたいかというと、私が元々外資系の生命保険会社で管理職をやっていた時に採用した元チアリーディングの選手の生命保険販売の業績は素晴らしいものでした。
完全成果主義の世界でこれほどの業績をあげられるのは、もちろん彼女の頑張り、努力であります。
しかし、彼女がこの業績をあげられた要因の一つとして、チアリーディングと生命保険販売はよく似ているからなのです。
「チアリーディングと生命保険販売が似ている」と言われてほとんどの読者はピンときていないのではないでしょうか。
私も実際に彼女を指導、育成している時には気づいておりませんでしたが、現場を離れ客観的に彼女や彼女たち(元チアリーダーたち)を見ているとそれが明確になってきました。
この中にはチアリーディングというスポーツを知らない、見たことがないという方も多いであろう。

チアリーディングとは元々は、スポーツの応援活動から始まりましたが、現在は技を競うスポーツへと進化を遂げています。
また、チアリーディングはタイムを競ったり、1対1で競い合い戦うスポーツとは異なり、「いかに観客を魅了し、引き付けることができるかどうか」を競う「表現スポーツ」と呼ばれる競技なのです。
「チアリーディングと生命保険販売はよく似ている」という題名にしておりますが、今回私が皆さんにお伝えしたいのは、元チアリーダーが現代の社会で大活躍できるチャンスがめちゃくちゃ大きいということです。
しかし、チアリーディングという競技特性上、社会で大活躍できるチャンスを秘めていると感じる一方で、私は現在元チアリーダーたちがまだまだその本来持っている能力を活かしきれずに社会人生活を送っているのではないか。という事を同時に感じています。
その理由1
チアリーディングが2分半の表現競技である事
チアリーディングの競技時間は2分半です。その2分半の中で決められたスタンツと呼ばれるチアリーディング特有の組体操の様な技術を使い演技を構成し、元気良さや楽しさ、美しさを表現し、技の正確性や完成度、同調性などを採点基準にしています。
この中でチアリーディングの競技はひとつ「決められた演技構成の中でその演技を多角的な視点で完成度を高める」という点において、注目していただきたいのです。
仕事にも色々な業種や内容がありますが、資料を使ってのプレゼンテーションだったり、大勢の前でのスピーチだったりなどはこの時間を使って「相手に何を伝えたいか」は事前に決まっています。
そのトーク内容をいかに第三者に伝わりやすく「構成」するか、どの話をどういう「声のトーン」で伝えるか、興味を引かせるためにどの様な「表情」で話すかを自ら構成して本番に挑みます。
これはチアリーディングで培っていた「決められた演技構成の中でその演技を多角的な視点で完成度を高める」という特性にとても類似します。
生命保険の営業はトークスクリプト(どういう相手にどういう話をするかの文章)が最初に配布されます。
そのトークスクリプトには、ポイントポイントにおいて「何を相手に伝えたいか」「何を訴求したいか」が明確にされています。
そのトークスクリプトを何を伝えるかという骨子をぶらさずに自分なりに自分の色に完成させ、そしてそれを相手にプレゼンテーションするのはチアリーディングの「決められた演技構成の中でその演技を多角的な視点で完成度を高める」とまったく同じです。
その理由2
チアリーディングができるだけ減点をなくす競技である事
「生命保険営業は加点を狙いに行くのではなく減点をなくす仕事」と言われています。
生命保険営業で成功するに100mを9秒台で走る特殊な能力を持ったスーパースターは必要ありません。100mを笑顔で明るく前向きに走りきれる人が成功します。
チアリーディングという競技は技の難易度も問いますが、技の精度や完成度が最終的に問われる競技です。
ある一定の規模以上の会社(商品をこれまで提供してきたノウハウや実績の面を考慮して)の営業の仕事のほとんどは減点をなくす仕事です。1つ目に話しましたが、ロジックが完成されたトークスクリプトや、過去に実績がある商品であれば、相手が購入するまでの道筋はできているはずです。
BtoCの場合、お客様は感情で購買を決定します。
大前提ですが自分にとってメリットがあると思ったら、お客様に加点を狙いにいき不快な気分にさせたり、話のつじつまが合わなかったりしなければ、購買を決定してくれます。
(相手が企業の場合は感情で決断してくれるケースはBtoCビジネスよりは少ないです)
生命保険の様なBtoC(Business to consumer)つまり企業が個人に対して商品・サービスを提供する取引においてのポイントは、減点をなくす事だけで特殊な能力や加点を狙いに行くトークは必要ないのです。
その理由3
チアリーディングが別名『笑顔の真剣勝負』と言われている事
チアリーディングの大会での採点基準は、元気さ、笑顔、技の正確性、完成度、難易度、連続性、スピード感・同調性です。
採点基準に「笑顔」が堂々と記載されています。
チアリーディングの選手は表現競技であるがゆえ、普段の私生活でも表情が抜群によく、笑顔力がどの選手もあり、対面影響力は全員極めて高いものを持っています。
BtoCのロールプレイングをしている時に自分の表情をビデオで撮ると自分が想像しているよりも暗かったり、元気がない様に見えるといったことってありませんか?
笑顔がコンスタントに作れて、口角が上がっているということは何気ないことですが、営業やプレゼンター、そして講演者にとってはとても重要な要素なのです。
以上の理由においてチアリーディング経験者は特に、
BtoC(企業対個人型)の営業
(生命保険、投資用不動産、オーダースーツ、研修の営業など)
商品のプレゼンター
(お客様の前で話す製品の担当者、ネットビジネスの営業など)
大勢の前で講演や指導をする仕事
(政治家、教員、コーチなど)
が抜群に向いていると言えますし、実証されています。
ただ、その反面チアリーディングという競技がらサッカーやテニスなどの様なその場その場に応じたクリエイティブな独創的なことは求められません。
つまり2分半の競技で1分半経過した時に審査員の反応がよくないから違う事してくれ言われてもできないという事です。笑
クリエイティブな仕事である様々な商品やサービスを持っている大企業の提案営業や起業家などはスポーツの特製柄だけを見ると向いていないと言えます。
とても素晴らしいチアリーダー達がこれからひとりひとりが入れる会社や仕事をただ選ぶのではなく、これまで学生時代に学んできたことと自分の強みを学生時代から理解をして職業を選び、社会で大活躍して欲しいと強く感じています。
