松浦寿輝先生の『川の光』(繫体字中国語版)を読み終えました!
読み始めるとすぐ物語に吸い込まれ、とても魅力的な物語でした。
先週の台南旅行の時に特急(普悠瑪)の中で第一部を読み終え、週末に台北へ行く際に新幹線(高鉄)の中で第二部を読みました。母語だとすらすら読み進められるから、約3時間で読了しました。(『半島』は2月上旬から5月中旬までかかりました。途中で旅行や引越しがあってとはいえ、『半島』を読むのはかなり大変でした。)
特に心に残ったのは、図書館に住んでいる葛倫が読む上げた二つの詩です。原文(日本語)はどのような感じか気になりますが、ここでは翻訳バージョンを書き起こします。
「光粒灑落在我身上
光川沖流我而去
想穩住腳
河床的沙只是鬆鬆散落
我沉溺 消溶在光裡
化作璀粒無數
歸向那滿月之中」
そして、小説のタイトル「川の光」を表現したもう一つの詩。
「所謂生 是歸去
回歸誕生之源
不惜違逆安詳的河流
渾身是泥 淌著血
與敵人戰鬥 戰完痛快酣睡
再奮起 不論走多遠
不論走多遠 我會勇往直前
追求川之光
追求川之光」
(辛如意譯、pp.77-78;pp.80-81)
ネズミ一家の引っ越しの大変さは、人間のわたしには想像しがたいものです。しかし、一文一文をじっくり読むうちに、彼らとともに冒険しているような気持になります。温かい友達たち(特にタミーはすごく可愛かった)に出会うときには思わず微笑み、大雪が降ると焦り、最後に何とか乗り越えた時にはホッとしました。
大学院に入ってからは研究関連のものばかり読んでいたので、このように物語を楽しむのは久しぶりだと気付きました。せっかく学術から離れたので、もう少し気楽に小説や映画などを楽しみたいと思います。
追求川之光!
