ママのおなかに宿って しばらくしたら、
ボクはじぶんの意志でお外に出ようとしたんだ。
そしたらママはおなかをすごく痛がって、
うーうー唸ってお布団にねてたの。
ボクはすこし困ってしまった。
もしボクがじぶんの意志でこのままお外に出ちゃったら
ママはずっとずっと悲しむだろうって
ボクは分かったから。
ママはパパにメールしてたよ、
痛いよ、痛くて動けない って。
お仕事中のパパも、
ママのことをすごく心配してた。
ママはおなかに手を当てながらボクに向かって
大丈夫だよ、大丈夫だからね、ってずっとずっと
温かい手をそのまま離さなかったんだ。
ママがボクを離したくない気持ちがすごく伝わってきたから、
ボクはこのままママのおなかに居つづけよう、って
決めたんだ。
そうしたららママは痛みが引いたよって
よろこんでパパにメールしてた。
パパも安心してたから、ボクはこれでよかったんだー!ってじぶんでも分かったの。
雲の上にいる神様に合図を送ったらね、
神様も それでいいんだよ って
にっこり笑ってくれたの。