私達が団体として活動を始めて早や5年になります。
この5年で約1250頭の命を救って来れました。
皆様の後方支援や現場でのボランティアさんのご協力があっての事だと感謝しております。
1150頭は幸せ切符を手にし、暖かな家庭で過去の身体・心の傷も癒え家族の一員となって幸せに暮らさせて頂いております。

この5年の間に様々な事がありました。
しかし、継続する事が命を救える事だと、スタッフやボランティアさんはどんな事があっても頑張って下さいました。
多くの人間が関わり人間関係などで苦しんだ時期も多々ありました。
それぞれが、理想とする事について様々な意見が出るのは当然です。
しかし、活動を中止すれば救える事は出来なくなってしまいます。
個人では限界がある事です。
理想を突き詰めて行けば、限りはありません。

理想を突き詰めるのなら、多頭レスキューは出来ません。
本来助けれた子達は命を落として行くでしょう。
しかし、せめて一頭でも多くの命を繋げたいと、私達は皆で協力して走り出します。
ほとんどの人間が仕事を休むようになります。
その人達もみんな「一頭でも助けたい!!」と言う気持ちで動いて下さるのです。

口で言うのは簡単な事です。
頭の中で考える事は簡単な事です。
外野で、ブツブツ文句いや意見を言う人は、座って見ているだけ。
そんなブツブツ言う暇あったら、犬のブラシでもしてよ~~~と、内心イライラ。

活動を継続し、「助けて!!」の声に向かって動き始める事が一番だと思っています。
理想を突き詰めて無理をすれば継続は出来ません。
すなわち、これからも助けられたであろう子が、助けられなくなるという事です。

昔、知り合いにペットショップに勤務していた方がおられました。
無謀な繁殖や母犬へのケアが杜撰で、胸を痛められていました。
彼女は、勤務時間外に自腹を切ってサプリを与えたりバックヤードの犬舎掃除をしていました。
休みの日も無給で出勤し、犬の世話に出ていました。
しかし、それは長くは続きませんでした。
彼女は、とても無理をしていたのです。
その後、もう自分では見れないと、ショップを辞めました。
彼女は「目の前に居た子から逃げた」と言ったのです。
残される子たちはどう思ったでしょう?
ワン達は、彼女が来るのを待っていたでしょう。
電話で「無理すると続かないよ。継続して出来る事を考えた方が良い」と、常に言っていました。
現在、彼女が辞めたショップは以前と同じで、何も変わってはいません。
彼女は、「あの子たちが心配・・・」と、言いながらも何も出来なくなってしまっただけでした。

そう。。。理想と現実は違います。
継続できる事で、理想に少しでも近づいて行ければ・・・。

自分の考えを押し付けても駄目でしょう。
なぜなら、完璧な人間は居ないのですから・・・。

ある方が、犬の手作り食は当たり前!!とおっしゃった事で、「じゃ、総合バランス栄養食のドライフードはだめなの?」って意見が出ました。
フードも安価な物から高価な物まで、数百種類あります。
とてもバランスがとれている優れた物も沢山あります。
手作りでバランスのとれた完璧があるのかどうか一概には、言えません。
食事を手作りにするのが、最高の飼い主!!とは決めれません。

では、お散歩はどうでしょう?
Aさんは、一日三回一時間ずつ散歩に出ます。
しかし、Bさんは仕事の関係で一日一回しか出ません。
Bさんちの犬は可哀相だ・・・とAさんが言います。
そうでしょうか?
理想は、朝晩は必ず行ってあげて欲しいですが、Bさんちのワンちゃんは、小型犬でペットシーツで夜は用を足し、Bさんと夜の団らんを楽しみ、一緒に眠りにつきます。
それぞれの家庭のペースがありますね。

犬は本来、群れで生活する動物です。
ずっと家に居て、共に暮らすのが理想ですが、仕事を持っていればそうはいきません。
ワンを養うために、働かなければなりませんものね。
でも、ワンはそんな事理解出来ません。
「あれ?どっか行くの?また留守番???」と、思っているでしょう。
「留守番中、寂しくしないために二頭飼いにしました~」と言う事をよく耳にしますが、2ワンは飼い主の帰りをひたすら待っているのです。
飼い主の自己満足の為の言い訳でしょう。


様々なご意見も頂きます。
貴重なご意見として受け止めさせて頂いております。
理想と現実の違いがここにあるのです。
理想はみんな高く持ちます。
こうしたい・ああしたい・・・。これもしたい、あれもしたい。
しかし、人員や活動時間でいかに理想に近づけるかのために、日々、クタクタになって今、目の前に居る子達の為に頑張っています。
外から見れば、もっとこうすれば良いのに・・・とのご意見も出ますが、出来る範囲では受け入れております。

限りある時間の中で、如何に良い環境に整えて行くかを、必死で皆が作業を行っています。

日本には、保護シェルター施設がほんの僅かしかありません。
本来、行政がシェルターを持って里親探しをしてくれれば良いのですが、民間が行っているのが現状です。
民間の団体も活動を継続する事で頑張っております。
活動はどんな事があっても継続しなければなりません。。。
日本のペット事情があまりにも酷いのが現実だからです。

「助けて」の声に向かって、私達は進み、手を差し伸べます。


新しい家族を待っている子達

「譲渡会&天使達の同窓会」開催
日時:平成22年5月30日(日)
時間:AM10:00 ~ PM4:00

プチバザーも同時に行っておりますので、ご参加下さいませ。
*お手数ですが、同窓会参加の方は下記よりお申込みをお願い致します。
「天使達の同窓会」参加申し込み(パソコン用)

「天使達の同窓会」参加申し込み(携帯電話用)

皆様へお願いです。
4月より宗像の子たちの不妊手術を開始して行きます。
混合ワクチン・狂犬病予防注射・畜犬登録・フィラリア予防投薬・フロントラインなど、多額の医療費がかかって来ます。
皆様のご支援・ご協力を重ねてお願い致します。

郵便口座 口座番号 : 14040-31760911
口座名義 : エンジェルズ

ジャパンネット銀行 口座番号 : 5872070
店番 : 001本店営業部
口座名義 : エンジェルズ 林 俊彦

*お振込の際は、「レスキュー基金」と明記して下さい。
  明記出来ない場合、メールにてお知らせくだされば幸いです。

緊急:ご協力の物資お願い
犬用おやつ
ワン達の楽しみの一つに、お掃除終了後と午後からの運動の後、お部屋ではおやつが待っています。
みんな、一直線にお部屋に走りこんで来ます。
そのおやつも底をついています。
ワン達へ、ササミジャーキーなどのご協力をお願いします。

毛布100X70サイズ

小型犬~中型犬のクレート(中古可)

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大型洗濯機(中古可)