私達の活動も来年設立10年を迎えます。

現在まで、2780匹の動物達を保護してきました。

しかし・・・これの何倍の子達が、闇の世界に葬られた事でしょう。

現在、3箇所の行政施設に出向いておりますが、何度何十回、何百回行っても、慣れる場所ではありません。

毎度毎度、胸が締め付けられ、心が泣き叫びます。

全て受け入れます!!と、言えないのが現状です。

場所・人員が増えれば、また救える子も増えます。

年間30万頭以上の子が、殺処分される日本です。

愛護団体全てが動いても追いつく数ではありません。

野犬が子供を産み、捕獲され・・・だけの数は、そうそう大きなものでは無いでしょう。

現実に都会では、野良犬自体見なくなっています。

都会の行政施設には、ペットショップのように純血種が並んでいます。

ダックスやプードル、チワワ、ポメラニアン・・・野良犬な訳がありません。

この子達が、話せば全てはわかります。

しかし、この子達は収容され引き取り団体や月数回の譲渡会で、引き取り手がなければ処分されていくのです。

持ち込んで

では何故こんなに処分センターに居る子が多いのか?

飼い主の放棄による持ち込みが大変多いです。

これは、ブリーダーや多頭飼育も含んでです。

ブリーダーがリタイア犬を車に乗せ、あちこちの公園に1~2匹ずつ捨てて行きます。

その日、やけに純血種が多くセンターに収容される時があるのです。

また、一般飼い主では、不妊手術もせずにドンドン増えていき、多頭飼育になり崩壊。

そのままセンターに持ち込んできます。

ボロボロで、何の世話もされずただフードだけ与えられていただけでした。

どんな気持ちで、行政の処分施設に連れてくるのでしょう?

普通では考えられません。

引取り代として2千円くらいを支払います。

もちろん、行政側も引き取ると言う事は、この子は殺すことになる事を説明します。