実は私、自分自身が子供のころに偏食が多かったので
我が子にはなるべく偏食してほしくないと思って
苦手そうなのを見つけると
早い段階で工夫してクリアさせちゃいます。
何気に今でも、
食べれないわけじゃないけど
カレーライスとかビーフシチューとか
苦手なものも多いし、
牛乳は飲めないし、チーズも苦手なものが多いし。
正直、自分自身情けないんですけどね。
子どももそれは知っていますが
子どもたちはこれから体を作っていかないといけないこと、
実際私があんまりからだが丈夫ではないので
「こうなりたくないんだったら」と言う
反面教師として話してるのもあって
偏食解消プログラムも嫌がらずにやってくれるんですけど
たとえば、ここあは入学までトマトが苦手だったんですが
あまりにも嫌がるので
最初はみんなのサラダにトマトが4個のってたら
「ここあは1個でいいから」と必ず食べさせ、
なおかつ、「リコピンっていう栄養はトマトで取るのが早いんだって」と
トマトの良さを洗脳。
・・・って偉そうに言いつつ、
私自身、「リコピン」って名前は覚えてても、
効能は全く覚えてないんですけどね
毎回1個をクリアできるようになったところで
「何で嫌いなのか」をとことん聞きました。
最初は「見た目が」と言ったので
「イチゴだって赤くて丸っこくて小さいけど食べれるじゃん」からはじめ、
「すっぱいし」というので
なるべく甘めのフルーツトマトを買うようにし、
「プシュッてなるのが嫌」と言いだしたので
毎回「運だめし」と言って
私が食べる時にも
「あ!これ、プシュッてならない。あったりぃ」と喜び、
ここあにも「どう?」って聞いて
遊んでました。
あと、買い物に行ったら
「ここあ、どのトマトが当たりだと思う?」と
自分で選ばせました。
これで普通のトマトに切り替えも成功♪
そうこうするうちに
「プシュッ」にも慣れたらしく、
トマト嫌いクリア
ここあは肉も苦手だったのですが
5年かけて慣らし、
最近では一部を除き
小さく切ったり、工夫することで
一応は食べれるようになりました。
焼き肉のカルビは苦手だったのに好物になったし。
鶏もも肉も好きになったみたいです。
自宅ではトンカツは食べてくれませんが
その他の肉料理は食べてくれるので
あわてずに小学校卒業までを目標に
自宅でトンカツが食べれるようにしようと思ってます。
苦手なトンカツも給食では食べてるみたいなんで。
幼稚園の頃は
一口食べて肉だとわかったら絶対食べなかったんですが、
肉に慣れたことで苦手なトンカツも
給食で出される分くらいは
クリアできるようになったみたいです。
私自身が牛乳苦手なんですが
給食に牛乳はつきものなので
子どもたちが給食で牛乳をおいしく飲めるように、
うちでは低脂肪乳を買い続けてました。
コップに入れて飲むことはできなかったので
コーンフレークにかけたり、
お料理に使ったり。
入園当初は幼稚園で出される牛乳が苦手だったようですが、
うちで「カルシウムが取れていいんだよ」と話し、
「幼稚園でもちゃんと飲めるように練習しようね」と
「牛乳」と言って低脂肪乳だしたら
「幼稚園のほうがおいしい」って言いだしたので
作戦成功
最近では自宅でも牛乳(クリアしたので低脂肪乳卒業しました)を
飲めるようになりました。
ちなみにここあの場合、
最初は「粉ミルクがいい」と言い張ってたので
あるとより厄介でしたが、
あるとがミルク卒業したころに
買わなくなったのであきらめたみたいです
あと、「食事ができるのに粉ミルク飲むと太りやすい体になるよ」と
話したのも効果があったかも?
あるとに関しては
基本的に青物野菜が苦手だったので
(キュウリは大丈夫だったけど)
レタスとか、キャベツとか、
加熱したり、
味付け変えたり、
小さく切ったりしてるうちに
クリアしました。
そして今回のホウレンソウ。
昔私も苦手だった話をしつつ、
「鉄分が多いからいい血が作られる」って話したり
懐かしい「ポパイ」の話をして
「だからもしかして本当にすっごい力が出るようになるかもよ?」って話したり。
・・・ここあは「マンガだからじゃん」って言いましたが
「でも、本当だったら損じゃない?」って言ったら納得してました。
今日はいつもより小さめにホウレンソウを切り、
オリーブオイルで厚切りベーコンをいためた後、
ホウレンソウを入れて塩&コショウし、
多めの卵でふんわり巻いて
出してみました。
「ほうれん草はベーコンとかと炒めてあるのがいや」と言っていたあるとですが
ベーコンを厚切りに変え、
オリーブオイル&塩コショウで味をしっかり目につけ、
小さく切ったことで一度に口に入る
「ほうれん草」の存在感を消したのと
見た目的にホウレンソウの恐怖感がないように
ふんわり包んだのがよかったみたいです。
「これなら食べれる」と言ったので
「これもホウレンソウとベーコンと卵だけど?」と言ったら
照れ笑いしてました。
いつもはスライスベーコンを使ってたし、
ホウレンソウがもう少し大きめに切ってあったし、
スクランブルエッグで炒めてたので
見た目が全然違うんですよね。
子どもの「偏食」って一概には言えないと思うんですけど、
ちょっとした工夫で早めに対処してあげて
「これはだめだ」って自己暗示書けちゃう前だと
意外とすんなり食べられるようになると思います。
あと、ここあのトンカツもそうなんですが
「肉がダメ」とか
「かぼちゃがダメ」とか
「シイタケがダメ」とか
食材そのものを否定する自己暗示が入っちゃうと
他の料理でも「食べてみよう」っていう
チャレンジ精神がわかないと思うんです。
なのでうちでは
食材否定が出たら
忘れないうちに必ず別のメニューを試してもらってます。
食材否定だとその食材で採ったほうが効率のいい栄養素とか全然取れなくなっちゃうし。
最初のメニューがだめでも5回以内でだいたい食べれるメニューに行きつくので。
ただし、ただメニューを変えるのではなく、
子どもが「何が苦手と感じているのか」を確認し、
「今回はこういう工夫してみたからチャレンジしてみて」と
「だから食べなさい」にしないのがツボ。
たとえば「嫌いな人参を細かくしてあげたから」
「ペーストにして混ぜちゃってあるからわからないでしょ」と
「工夫してあげたから頑張って食べなさい」では多分失敗すると思います。
知人に「なすの色がいや」とか
「シイタケの触感がいや」と言う人がいたので
「なすの紫がだめならブドウもだめなの?」とか
「シイタケはダメでもほかのキノコは大丈夫なの?」とか
何が嫌いなのか自己確認してるうちに
なんだかクリアしてました。
きのこに関しては
「おなかいっぱいになるのに
お腹の掃除してくれて便利じゃん」って話して
「きのこダメだと
お腹にいろんなものたまっていきそうだね・・・」と軽く脅したり
見た目でわからないものは
あえて苦手食材が入っていることは伏せて
食べさせることはありますが、
気付かなかったら
「入ってたけど食べれたじゃん!いつもと何が違った?」と
できたことを褒め、次から食べれそうだという自信につなげます。
たとえば「形が見えなきゃ平気」とか。
見た目でわからなくてもバレちゃったら、
「すごい!味がわかるんだ。その食材の何が苦手なんだろうねぇ」と
食べれなくても褒める。
見た目がわからなくてもだめってことは
触感なのか、匂いなのかがわかるだけでも
次につながると思うし。
とりあえず1品食べれるメニューが見つかったら、
しばらくは偏食解消プログラムを休みます。
そのメニューは2週間に1回くらい織り交ぜつつ、
本人が自信を持って「食べれる」と言えるようになったら
次のメニューにチャレンジ・・・って感じで。
あと、あるとみたいに
サラダとかが苦手と言うなら
「さっき食べたハンバーガーにもレタス入ってるじゃん」とか、
「思ってるより食べれてるよ」と言うところを
気付かせてあげるのもポイントです。
深刻じゃない食物アレルギーの方もあると思うので一概には言えないと思いますが、
(ただ味が・・・じゃなくて軽く体調に影響が出るとか?私は乳製品がそんな感じ)
「絶対ダメ」っていう自己暗示さえ解ければ
結構クリアできると思うんですけど・・・・・
うちの子にうまくいっただけで、
どの子にも対応できるのかは不明ですが、
もしお子さんの偏食に困ってる保護者さんがいらしたら
是非試してみてください。
私自身、対して料理が得意なわけじゃないですが
言葉のマジックでクリアできてますから
家でうまくいったことが
他でもうまく効いて、
お役にたてればいいなと思う
梨愛でした