「ジャパネスク」という単語を聞いて反応してしまった人…私のブログを読んでくださっている方の中には、きっといるのでは?!

そう…「ジャパネスク」といえば、私が愛してやまない平安時代を舞台に描かれた漫画「なんて素敵にジャパネスク」のこと。。。

このマンガ、前にもブログに書いたことがある と思うのですが、
私にとって「セーラームーン」と同じくらい特別なマンガ…。

小学生の頃に出会って、平安時代の貴族文化に触れて「素敵…!」と感激し、破天荒でかわいい瑠璃姫に憧れ…。十二単の着物をよくお絵かきするようになり、古典が好きになり…大学で「国文科」を選ぶことにもなった、最も私に影響を与えたマンガ…それが「なんて素敵にジャパネスク」なのですきらきら!!

1989年に1巻が発売されていて(当時、私は6歳だったことになる!)、初めてこのマンガを手にしたのがたしか小学4年生~6年生の間くらい。「花とゆめ」に連載されていた漫画なので、小学生の私にはちょっと大人めマンガだったのですが、その面白さにはまったら最後。少ないお小遣いを握りしめ、田舎の、品ぞろえのあまりない本屋さんにドキドキしながら足しげく通い、少しずつ単行本をそろえていった思い出があります。

★★★イラストレーターエンジェルますみの★★★朝までガールズトーク★★★

写真の、一番手前、右下にある単行本は小学生の頃に買った4巻ですが、シールがはってあるの、見えますか・・?(笑)さすが小学生。。。どこにでも…むしろ大切なものにほどシールを張る習性が見てとれます。。。笑

当時から大事に、何度も読み返してきた本。
中を開くと紙が日に焼けて黄ばんでいて、でもそれがたまらなく愛おしい、大切な宝物です。
あれからもう20年経っているなんて!!

いったん1993年に11巻で完結したこの物語。
いつか、続きが出るんじゃないかと期待し続けていたところ、11年後に「人妻編」として連載が再開!


当時の私、震える手で新刊を手にしましたよね…。
で、その「人妻編」が5年の時を経て、昨日発売された11巻をもって完結したのです…。
ああ・・・・。

ちょっと寂しくなって、でも興奮冷めやらず…このブログを書いています。

子供の頃に影響をうけた作品て、本当に本当に思い入れがあって…。
この情熱の炎を、文章に表さずにいられなかったのです。


私の場合、マンガからこの物語に入りこんだので、もともとの原作である氷室冴子さんの小説をあえて読まず、完全にコミックス派としての立場を貫いてきました。(マンガを楽しみに読むため♪)

以前に一度マンガの連載が終了した時には、氷室さんの小説でまだ続編があったことから「いつかまた続編マンガが連載されるかも!」と思って小説には手を出さずにいたのです。

でも、氷室さんもお亡くなりになり、この先ジャパネスクのマンガ連載もきっと無いだろうと思うと、さすがに寂しく…。
そろそろ、小説を読んでみたいなと、おもっています。きっともっとはまっちゃうんだろうなあ・・・


ジャパネスクは、時代背景や、当時の貴族の慣習、帝との人物相関図等がストーリーを読み進める上で大事になるので、読んでいて頭を使うし、それがとても楽しいマンガ。小学生で読めば、中学校で古典を習う時にすんなりとその世界に入れちゃうこと間違いなし!実際、私は小学生にして沢山の古語を覚えていたし、時代背景を絵でイメージできる状態だったわけで…

もちろん恋愛も絡んで、事件とともにストーリーが展開していくので、萌えポイントも沢山。
あーそれにしても、今回の最終巻の高彬、かっこよかったなあ~~~!!心心心


大好きなマンガの完結って、
見たいけど、先延ばしにしたい…っていうジレンマなんだよね…。
連載が長ければ長いほどにその思いは深くなっていくし…。


でも、完結した作品は永遠。これからもずっと、私は死ぬまでこのマンガを手放すことはないし、ずっとずっと読み続けていくのでしょう。そんな作品に出逢えたことに感謝。そして、あの頃のワクワクしていた自分を思い出して、とっても懐かしくなるのです・・・。

久々に、マンガ絵、描いてみました。


★★★イラストレーターエンジェルますみの★★★朝までガールズトーク★★★

瑠璃姫、Forever!!


ちなみに、マンガ作者の山内直美先生が、期間限定でブログを書かれています!!
ファンだった方は必見!ジャパネスクのことだけでなく、「とりかへばや物語」の資料写真なんかもアップされていて、私は大コーフンで読んでます!!コチラからどぞ!⇒「ジャパネスク便り」