例えばこんな話を聞いたことがありませんか?

『診察までに一時間も待ったのに、診察はたった三分で終わってしまった』。

何時間も待ったのに、ぱっぱと診察して終わりだなんて、あまりにあっさりしすぎてはいないか、と思いませんか?

【その背景は?】
とある病院には、毎日120人の患者さんが集まります。例えば一人の患者さんに10分ずつかけるとしましょう。すると、すべての診察が終わるまでには120×10=1200分かかります。時間になおすと、1200÷60=20時間です。
患者さんの入れ替わり、器具の準備などの時間が含まれれば、20時間以上かかります。
患者さんに、午前4時に来てください、などとは言えませんし、深夜2時までお待たせするわけにもいきません。ゆえに、一人の患者さんにかける時間をなるべく短くすませているのです。一人の患者さんを5分で診ることができれば、すべての患者さんを10時間で診断することができ、大幅に待ち時間も減りますから。

しかし、それは決して手を抜いているというわけではありません。むしろ短時間で的確な診断を下せる医師は、素敵な医師なのではないかと私は思います。



【改善策は?】
とは言え、そんな短い時間では信頼関係など築きようがない、ということは否めません。それでは、どうしたら満足できる医療が行えるのでしょうか?

方法の一つは、医師を増やすことではないかと思います。医師が2人いれば、120人の患者さんに10分ずつかけても10時間で診察が終わる計算になります。
医師は診察だけではなく、手術や病気の説明など、他にも多くのことをこなさなければなりませんから、人数はやはり必要だと思うのです。
ただし、医師不足が問われる今の世では、なかなか難しいのも事実でしょう。

二つ目の方法は、医師事務作業補助者をはじめとするコメディカルを積極的にいれていくことだと思います。医師事務作業補助者、医師事務は医療事務とは異なり、カルテをSOAP形式で打ち込むことや各書類(死亡証明etc)を作成することなどができる、比較的新しい専門資格です。
作業時間が減ることで医師はより患者さんとの対話に時間をかけることができるようになります。


【murmur】
医師は診断をするだけの職業ではないはずです。
診断はもちろんですが、それに基いた適切な治療を行い、患者さんが元気になるお手伝いをすることが、医師の仕事だと私は思っています。
患者さんが満足できる医療とは何か、そのために自分が今できることは何か、それを忘れず学んでゆきたいと思います。

‥まとめは苦手です。(