想像ラジオ/河出書房新社

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「想像ラジオ」いとうせいこう

次女が、学校で借りた本だけと、読んでみる?っと差し出した。

次女は、時々、おかあさんも読んでみる?っと本を勧めてくれることがあって、

それは、自分がいいなーっと思った全ての本ではないので、

わたしの嗜好に合わせてくれてるのか、

それとも

読後の意見の交換や想いの共有をしたいのか、っと思って、

勧められた本は読むようにしている。


東北大震災のことを扱った小説だった。昨年の3.11に発刊されている。

なんと言えばいいのか、、

むずかしい。

遺族の立場で、日が浅く読むのはちょっと厳しいかもしれないと感じた。


第4章まで読んだときは、

あぁ、著者はこんなことを言いたかったのかな~っと、客観的に読めていたような気がする。

死者と生者は、裏表、表裏、

互いが互いに望んでいることは、同じこと。


>決して一方的な関係じゃない。どちらかだけがあるんじゃなくて、ふたつでひとつなんだ



けれど、、


最後の第5章を読んだら、

胸に迫ってくるものがあって、思考がまとまらなくなってしまった。

私の中の悲しみが、共鳴してた。



次女は、

「大人になって、今の価値観が変わってからもう一度読んでみたい本」

っと言っていた。


>死者と生者は抱きしめ合って、生きてゆく。

中学生の次女の死生観の中で、かなこは存在している。


「想像ラジオ」エンディングの歌を。

「リデンプション・ソング」ボブ・マーリー

訳詩は、こちら



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