いつもの冗談がなんだかツラく感じて子どものように泣き崩れた

それからなんだかその日は涙腺が弱かった

泣き崩れたあたしを必死でなだめて涙を拭いてくれた。
あたしの中で気持ちがいっぱい

だったから…

くんがふとキスしてくれた。

くんはなぜかキスを拒む。だからあたしも無理強いせず彼の気持ちを大事にしてた。
思わず、なんで?と何度も尋ねた。
マジ顔で
もうっおまえはって感じで、あたしの肩に手を置いてじっと見つめながら、
「いつもお弁当やおにぎり作ってくれたり、休みの日でも朝早く起きて作ってくれる。いろいろしてくれる。ただ、ありがとう…。オレは照れ屋やから…ずっといいたかった」
また涙が止まらなくなって、ごめんね

と抱きついた。
いつも冗談まじりに言うから、自分の言動が恥ずかしくなってただ彼を抱きしめたかった。
前に話してた。キャリアのあるパチ屋の仕事も給料いいし、お金に困らない。だけどそれを選ばないのは、あたしとの時間がなくなるから。
それから早朝にもかかわらず

くんは飲んでた。
勢いで聞いてみた。
あたしって

くん のなんなん?
しばらく考えて
友達以上恋人未満。でも恋人のラインすれすれやな。
8ヶ月一緒にいてほとんど住み着いて。
普通ならがっかりする答えだけど、あたしはうれしかった。
だって前は、好きになれない、それは相手が誰であっても気持ちは変わらないって言ってた

くんが言ったんだから
また泣き出してボロボロになったあたしを
来いって抱きしめてくれた。
その日あたしはあいにく仕事で帰ってから2人でパーティーしたよ

ステキなクリスマス 過ごせました
