レディース系、その2です
①排卵因子
症状:周期が25-35日型で基礎体温が二相性でない人→月経不順
原因:
a高プロラクチン血症(乳汁分泌させるプロラクチンの分泌亢進)
b多嚢胞性卵巣症(男性Hの分泌亢進を特徴とする)
c精神的ストレス、過度なダイエットで月経不順
d早発卵巣不全(20-30歳台で卵巣機能が極端に低下し、無排卵に陥る)
②卵管因子
原因:
a性器クラミジア←女性では無症状なことが多い(卵管の閉塞、卵管周囲の癒着により卵管に卵子が取り込まれにくくなる)
b虫垂炎など骨盤内の手術の経験があると卵管周囲に癒着をきたしていることがある
c月経痛が徐々に悪化→子宮内膜症の疑いあり
③子宮因子:月経量が多く、貧血を指摘されることが多い
原因
a子宮筋腫(着床を妨げるだけでなく、精子が卵子に到達するのを妨げることもある)
b粘膜下筋腫(子宮の内側に隆起する。受精卵の子宮内膜への着床を障害)
c子宮内膜ポリープ(着床障害)
dアッシャーマン症候群(子宮内膜に癒着をきたし月経量が減少して着床に影響がでる)
e子宮奇形(先天的。不妊より流産の原因となる)
④経管因子:経管粘液分泌不全
排卵期に透明で粘稠なオリモノの増加がある
子宮の奇形、頚部の手術・炎症などりより経管粘液量が少なくなった場合、精子が子宮内へ貫通しにくくなる
⑤免疫因子:抗精子抗体
⑥原因不明不妊
約1/3を占める
うち、なんならの原因で受精していない場合は人工受精、体外受精の適応となる
加齢による、妊孕性の低下
女性側の検査
一般的
①内診、経膣超音波
②子宮卵管造影:子宮の形や卵管の閉塞を見る
③血液検査:ホルモンや糖尿をみる
治療
タイミング→排卵誘発剤→人工受精→体外受精の順に
aタイミング療法
排卵予定日数日前に経膣超音波検査で卵巣内の卵胞の大きさを測定。直径が20mmくらいになると排卵すると言われている
b排卵誘発等
①クロミフェン(クロミッド®)、シクロフェニル(セキソビット®)
→LH、FSHの分泌を促進させて卵巣を刺激
軽中等度の視床下部性排卵障害によく使われる
排卵があっても妊娠しない症例、人工受精を行う周期で適切な排卵日を設定するために使用されることもある
②ゴナドトロピン製剤:上記が無効の場合に
③高プロラクチン性排卵障害に使用するドーパミン作動薬:脳下垂体からプロラクチンが分泌されるのを抑制。通常2ヶ月の服用で排卵回復
ブロモクリプチン(パーロデル2.5®)
1日1回夕食直後1回2.5から開始
5-7.5/日 ×2-3で
テルグリド(テルロン®)
1回1錠、1日2回食後
カベルゴリン(カバサール®)
1回/週間 寝る前、1回0.25 0.25-0.75 MAX1
カウフマン療法:経口と注射がある
エストロゲン(10)を継続して10日服用
エストロゲンとプロゲストンを併用して10日服用
これを数ヶ月続けてやめると卵巣機能に刺激が与えられ自然と排卵が起こりやすくなる
クロミフェンとゴナドトロピンと合わせて行われることが多い