人生ストーリー④
社交ダンス一色の大学生時代の話を書きました
今日は、卒業後～結婚
そして、離婚に至るまでののお話です
結婚願望が強かった私
勉強ほったらかしで
社交ダンスばかりしてたので
成績は
地面すれすれの、超！低空飛行
教員採用試験なんて、とてもとても！
とりあえず、という感じで
地元の企業に3年間ほど勤めて
27歳で、寿退社しました
実家を離れたい気持ちと
結婚したら、幸せになれるもの、と
結婚に憧れる気持ちがありました
父性が足りていない幼少期を過ごしたので
なおさら、だったかもしれません
私は子生みの機械ではない！
いわゆる、田舎の長男の嫁だったので
夫も家族も、とても古風な考え方でした
（昭和初期くらいの感覚かな）
男子厨房に入らず
家事は、女がするもの
家に帰ってきたら
鎮座！
家事くらいは、まあいいとして
とにかく
長男のヨメという、圧が高すぎた
夫の実家に帰省したときに
親戚の叔母さんとかいう、お初な人から
いきなり、お腹を触られて
「あら？まだなの？」
つまり
○○家の跡取りは、まだ？
ってこと
私は、細身だったから、お腹も出てなかったし
でも、
アンタが触って、妊娠がわかるのか？！
そんな、憤りを覚えた記憶があります
専業主婦だったから、時間があったので
親戚にお菓子や料理を作って、持って行ったりしたのですが
「アンタ、そんなことしてないで
早く、子どもを作りなさいよ」
喜んでもらえたらいいな、という
自分の気持ちさえ
踏みにじられた気がしました
とにかく、周囲から
「子どもはまだなのか？」
そればかり言われて
私は、子生みの機械のように扱われている
そんな気持ちになり
「私ってなんだろう？」
逆に、子どもを産むことで、
私のアイデンティティが崩壊するのではないか？
危機感を持っていました
そんな時に、サルサダンスに出会いました
「私には、なにもない」
そう思っていたところへ
学生時代の社交ダンス一色で過ごしていた頃の自分が、よみがえってきたのです
晩ご飯の用意をして、レッスンに通い、
夜遅く帰ってくる
そんな日が続いた、ある日
夫から離婚を切り出されました
私の母は、涙で
「ただ、さみしいだけなのよ
あなたがサルサをやめたら、
ぜんぶ上手くいくから！」
と、説得されましたが
それで上手くいくとは、思えませんでした
それが本質ではない
二人ともが、ボタンの掛け違いを、
長い間放っておいた結果だったと思います
「どうせ、わかってもらえない」と
お互いの価値観を共有することがないままに
正直に気持ちを打ち明けられないままにいた
もっと早く、しっかり話し合っていれば、
こんなことにはならなかったと思うし
「なにもない」のではなく「夫がいる」
もっと大事にしてあげていたらよかった
目の前にある幸せよりも、ないものばかりを求めていた
私も、未熟だったと思います
元・夫には、ごめんなさいを言います
後日談ですが
一昨年、元・夫と、
ある起業家交流会で、偶然、再会しました
再婚したこと
癌をわずらって闘病生活が続いたこと
そして、なんと！
近所に住んでいること
笑顔で、お互いの近況を話すことができました
お互いが、自分らしくいられる時間を過ごす事で
私たちは、新しい関係になれたと思います
【次回に続きます】
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