人生ストーリー②
学歴主義の父に褒められるのは
良い点数をとった時だけというお話を書きました
今日は、中学～高校生時代のお話です
災難は向こうからやってくる
「わかってもらえないなら、いいや」
この時期になると、
父をスルーするというテクニックを身につけました
母とは、仲が良かったので、
困ったら母に相談すれば良いわけです
ただ
災難は向こうからやってくるんですねｗ
何が逆鱗に触れるかわからない
怒りだしたら手が付けられない父で
今だったら、児童相談所に通報されるヤツ
そんな仕打ちも受けました
母も、
嵐が起こらぬよう、相当気を使っていて
「そろそろ、お父さんが帰ってくる時間だから
自分の部屋に行きなさい」
父は釣りが趣味で、
家族行事は、いつも釣り関係
私は、
ヌルヌルした魚を触るのが好きではなかったし
車の中で、父と一緒に長時間過ごす時間が嫌で
「留守番してるから、みんなで行ってきて」
と言うも
「お願いだから、一緒に行ってちょうだい」
（でないと、お父さんの機嫌が悪くなるから）
と、まあ、こんな感じで
自己主張なんて、あったものではない
そんな思春期を過ごしていた最中に
大事件が起こったのです
別れは突然やってきた
私が高校二年生のとき
父は海難事故で亡くなりました
ある朝、釣りに出かけて、
そのまま戻らぬ人になりました
「人って、ある日突然、死ぬんだ」
そう思いました
そこから母は、
父親の役割にならないといけなくなった
いつも「お父さん、お父さん」って、父を立て
昭和の良妻賢母のモデルみたいな母に
この力強さはどこから沸いてきたのか？
名古屋の家を売り、
父の実家である岡山に家を建てて
田舎の住み慣れない土地で、
女手一つで、私たちを育て上げてくれました
「都会から、女三人が引っ越してきた」
「ここのしきたりを教えてやろう」
からかいとか、意地悪とか
相当ありました
慣れない場所で不安になって泣く犬を
「うるさいから犬が鳴くのをやめさせろ」と言われ
家の外で、母が一晩中、犬を撫でていた
そんな事もありました
私は、今でも母に頭があがりません
だけど
大人になってから、ずっと後に、
母に打ち明けたことが、あるんです
「お父さんが死んでから、
たくさん苦労をかけたお母さん
本当に、ありがとう
でもね、
お母さんには申し訳ないけれど
私にとって
お父さんとのお別れは必然だった
もし、あのままだったら
私は精神科に入院していたと思う」
母は
「うん、わかるよ＾＾
そうだったかもしれないね」
と理解してくれました
家族って、いろんなカタチがあって
教科書通りには行かないこともあります
次回は、大学生時代のストーリー
なぜ、私が養護教諭になろうと思ったのか？
マザコンの私の、お話もしますね（笑）
【次回に続きます】
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