あの人の昇進試験日が先日決まった。
あと1ヶ月半ほどだ。
今日は雨だったこともあり、息子とあまり出かけられず、さらに私の体調も悪く、唇まで青くて、顔色も真っ青だった。
勉強時間を作ってあげたくて息子と外出。
しかし息子も眠そうにして帰りたがったため、1時間半ほどしか出来なかった。
今日は22時半ごろ息子が寝た。
その後、体調が悪く動きが鈍いので、
私はソファーでうずくまった。
あの人もソファに来て布団にもぐり、勉強しようとしていた。別に横にいるだけなので、勉強は出来なくはない。
しかしあの人は違ったらしい。
無言でソファから下ろそうと蹴落とそうとした。
体調の悪い事を知りつつ、何度も何度も蹴ってきた。
「お願い、少し落ち着いてから寝る準備させて」と伝えた。私にとって寝る準備とは、薬を飲んだり歯磨きしたりする事。
そうしたら急に歯軋りが始まった。
強烈に大きな音の歯軋り。
これは聞いた事がなかった。
イライラし始めた。
「伝えたい事があるなら言って」と優しめに言ったのだが聞き入れてもらえず、急に怒りを露わにし、頭を抱えて叫び出した。
床をドンドンと踏みつける音。
「イライラしてます」と身体で表現している。
トイレに行った。
扉や壁を殴りつつ、呻き声を上げて怒っている。
この光景を目にしても私が落ち着いて居られるのは、薬を飲んでいるからだと思う。
冷静に、客観的にあの人の行動を分析しても、ただの反抗期の子供にしか見えなくなった。
その間に薬を飲んだりしていたら、
5分以上トイレに籠もっていたあの人が出てきた。布団を顔まで被って、まだ怒っている。
とりあえず10分ほど話した。
あなたが怒っても、今の私の状態なら冷静に見れること、また、どうとも思わないこと。伝える事は言葉にしないと伝わらないこと。
すると、普段から息子が寝てから22時〜0時までしか勉強出来ないから、勉強に一人で集中したいと言われた。
うん、わかったと。
だけど、勉強出来ないのを人のせいにして怒りをぶつけるのは違うよ、と言った。
私の場合、勉強したいときは必ず言葉で伝えている。例えば家事の合間の隙間、20分とか30分程度。
私の方が、勉強に関しては器用なんだなと思った。息子がある程度落ち着いて遊んでる合間に、その数十分だけでも集中して勉強できる。
あの人は器用じゃないから、
同じことを同時並行で出来ないんだなと思った。
だけどやっぱり、まだ怒りは収まっていないように見えた。私が布団に入って30分後くらいに、テキストのページをめくる音がした。
あの人の怒りの根源はなんなのだろう。
単純に「私」ではなさそうだ。
これは私の憶測だが、自分自身の自分勝手さに1番怒りを感じているのではないだろうか。
本人が気付いていないけれど。
とりあえず私は落ち着いてあの人を見れているのが救い。ただ薬を早くなくすためには、あの人の協力も必要だということも事実。
「薬飲んで、落ち着いてよかったね」
なんて、言える立場じゃない事を理解し、改善出来るかどうかはあの人次第。
私の心が破壊される前に、何とか打開したい。
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これを書いていたら
23時半ごろ、舌打ちの連打が聞こえた。
まだあの人の怒りは収まっていないようだ。
前までなら恐怖を感じていたが、
いまは何とも思わない。
それほど、薬のおかげもあるが、
私の心も成長しているのだと思いたい。
成長していると、そう思わないと、
死にたい衝動が消えない。
でも、鬱になってわかった事は、
自殺する気力すらないこと。
生きる屍。
それが今の私であることを理解し、
明日に繋げよう。
明日も生きている事に感謝できますように。