今の流行の音楽は正直ついていけなくて自分も年を取ったなと感じる時がある(まだ30前なんだけど 笑)。


そんな私がよく聞く曲は自分が中学生や高校生の頃流行った曲。男性で言えばGLAYやミスチルやラルクアンシェル、女性で言えばモーニング娘や浜崎あゆみや鈴木亜美や宇多田ヒカルや倉木麻衣なんかが当時、よく休み時間の他愛のない会話に出ていた。


なぜ今の曲をあまり聞かず当時の曲を聞くかというと、その曲を聞くとその時のことをありありと思い返すからだ。ノスタルジーに浸るのである。


野球を頑張っていたこと、受験勉強を頑張っていたこと、夏休みに友達とバカ騒ぎをした、みんなで自転車で集団下校、叶わないと思いながら淡い恋心を抱いていたこと、・・・etc


よく昔の歌を掘り出す番組で「この曲が流行った199○年は~」とかいうフレーズを聞くと、「その当時自分は○○歳であんなことしてたな。色々バカやったけど楽しかったな」とかありありと当時の思い出がよみがえってくる。元気がなくても少しハッピーな気分になれる。


まあ懐古主義なだけかもしれないけど(笑)、けど誰にでもそういう曲ってあるんじゃないかな?


自分が好きだったのはSMAPの「世界に一つだけの花」。ちょうど大学受験のために浪人生活を送っていて県外予備校の寮に入っていたとき、部屋に唯一持ち込んだ娯楽品のラジオでよく流れていた曲。「No.1にならなくてもいい もっともっと特別なオンリーワン」。幾度となくこの言葉に励まされて、きつい浪人生活も無事終えて大学に入ることができた。


「歌は世につれ世は歌につれ」


歌はその時代のありさまや傾向の影響を受けた歌が多くなり、 又、その時代のありさまや傾向も歌の影響を受けやすいということ、という意味のことわざがある。人の人生の節目や思い出にはその時代の歌が寄り添っているんだなとふと思った。