「ゲホッゴボッ」
…あかん
本格的にしんどなってきた。
熱計ったら38度あって、私は学校を休んだ。
もともと気管支弱いから変な咳出てきていよいよやばいなと思ってきた、そのとき
<~♪
大森くんから着信があった。
「はぁい…」
「お前っ声どないしてん!ひどいで。」
「あー…昨日から体調悪かってん。」
「なんではよ言わへんねん!無理せんでもよかったのに…」
「無理してでもデート行きたかってん。」
「はぁー…ほんで今家?」
「せやでー学校休んでん。」
「ほな丁度ええわ。俺夕方も急にバイト入ってん。それまでお前んちで時間つぶさして。」
「えーけど寝てるで?」
「勝手にいかさしてもらうでえーで。」
ほなあとで、言うて電話を切った。
しばらくしてインターホンが鳴ったから重たい身体を起こしてドアを開ける。
「どーぞ。」
「あぁ。」
言うて大森くん部屋あげたんはええけど、身体がだるくて仕方なかったから
「ほな、適当にくつろいどって。」
私、寝た(^ω^)
何時や…
そう思って起きたら
ソファで大森くんが本を読んでました。
まだ夕方になってへんのかーそんな寝れてへんのや
思って時計を見たら
「8時!?」
あかん寝過ぎや!それより
「おー大丈夫か?」
「えっバイトは!?」
「しんどそうやで、適当に嘘ついて休まさしてもらった。」
「アホやろ自分…」
そう言うたらペタッと冷えぴたを貼られた。
「アホなんはどっちや。えーからゆっくり寝とき。アクエリも買ってきたで。」
「私ポカリ派やねんけど。」
とりあえず、読書してる大森くんは
超かっこよかった。
ありがとうと素直に言えない私。