あんじの日記 -2ページ目

今日のあんじ

ママのよく聞いてる音楽を聞くと、何だか心地良くなってすぐ眠たくなるんだ。
僕にとって子守唄なんだよ。
僕が寝んねするときの定番になったね。

僕が3時間に一度起きるから、ママは本当お疲れみたい。でも僕が泣くと優しくおっぱいをくれる。

産まれたときよりもちょっとだけ、大きくなったよ。おへそもようやく取れた。まだちょっとグジクジしてるけど、少しずつ良くなってきたんだ。
お風呂に入るのも慣れてきたよ。まだ目が見えないから怖いけどね。

僕が産まれてきた理由

僕にはお姉ちゃんがいる。
ママとパパは、僕には本当のことは言わないけど、僕は知っているんだ。
本当の理由は、お姉ちゃんが一人じゃ寂しいだろうって理由だってこと。
それでも良かったんだ。
だってお姉ちゃんは先に産まれてきたから。お姉ちゃんが産まれなかったら、僕は存在すらなかったんだ。
お姉ちゃんは僕のことなんて嫌いだったかもしれないけど。
僕はパパもママもたくさん泣かせたから。
ママは僕が頑張れば頑張るほど痛みを我慢してた。
それを見てお姉ちゃんは不安になってた。
でもそれでも、僕は産まれたかったよ、お姉ちゃん。
僕も生きたかった。

今はお空で幸せな夢を見て、いつか呼ばれるのを待ってるよ。

パパとお風呂

今日はパパに初めてお風呂に入れてもらったんだよ。
パパの手が大きくて安心して、あまりに気持ちが良かったから、僕はついつい大あくび。
それを見てパパとママは大笑い。
お風呂はママのお腹にいたときを思い出すんだ。
だからついつい目が閉じちゃう。
慣れない手つきで片手を泡だらけにしているパパ。
ママもお姉ちゃんもハラハラドキドキしていたみたい。
無事にお風呂が終わって、お臍のお手入れしてクリームつけて、オムツをはいて、洋服は何枚も重ね着しなきゃね。
そして最後にママのおっぱいをもらうんだ。
幸せだ。