「お母さんは貴女がいるだけでしあわせだね」

しあわせになるお話会の後。

皆んなで微睡んでると

「子どもたち見てくれるから

温泉入って帰ろう！」と

声かけてくれたのはヤスくん。

実は前日、

アカスリをしたいと言ってた私。

先延ばしにした意味はこのためだった。

私がアカスリをスキなのは

ツルツルになるのもあるけど

裸をそのまま預けられる感覚と

韓国人との距離感がスキなんだよね。

身体にある術跡や火傷跡が

肉眼で4箇所分かる。

外国人は何故なのか必ず尋ねる。

私にとれば傷跡や生まれもった変異は

生き様を刻んだタトゥーのようなもの。

「手術の跡は何？」

「病気で生まれて直ぐに手術したの」

「大きな跡だね」

「お腹に穴が開いてたらしい」

「助かったのは奇跡だね」

「貴女のお母さんは強いね」

「・・・・」

一瞬やり取りの言葉を失った。

頷くと続けてこうも。

「お母さんは貴女がいるだけでしあわせだね」

私には母がキモチを

伝えてくれてるように感じて感動してた。

最近、どこに行っても

母のワードに巡り合う。

この日から更に加速した

最後見送られるとき

「あなたは神サマの子だよ」

「生まれてきてくれてありがとうね」

担当してくれた韓国人の女性は

眩しいほど美しい笑顔だった。

神様にすべて仕組まれたご縁。

ヤスくんもお風呂で出逢いがあった日

しあわせになるお話会で

皆様から循環した幸福は

すぐに引き寄せられた。

きっと皆様にも共鳴してるはずだね。