4日目の朝。
海が私を呼んだ。
明朝の誘いに乗ったのは、友人だけ。
ふたりでバカして遊ぶ。
彼、海が苦手だったのに。
入ることさえ怖いと言ってた人なのに。
何度か私たちと海行ってるうちに
怖さよりも楽しさが背中を押したらしい。
そんな後ろ姿見てたら嬉しくなって
私も吸い込まれるように…
生まれたまんまの姿で委ねる。
宇宙が私を包んでくれる。
禊祓いしてるようで
どんどんクリアになってゆく。
刻々と変わりゆく明空を眺めてると
家族も起きて来てくれた。
朝陽が迎えてくれる。
今このときを味わい尽くす。
海からあがったハナは
神と交信してるかのように
軽くフリーズ。
何を感じたんだろうね。