語り部アロマが紡ぐ
「そらのはなし ある聖夜のエピソード」聞いていかれませんか。

韓国の高層マンション

窓の外には、冴えた空気にLEDライトで輝くイルミネーションが華やかに街並みを彩ります。
暖かな室内では、ガウン姿のジェジュンとユノがシャンパンで乾杯をしています。
「あっはっ。よかった。一緒に過ごせる時間が出来て・・・。ユノ、無理した?」

「はん。なんでもないさ。こうしてジェジュンのそばにいると、生きてて良かったって思えるんだ。メリークリスマス。ハニー」

「うふん。メリークリスマス。僕もとっても幸せっ。あ、プレゼントがあるんだ。1年前発注して、最近やっといい品が入手できたって連絡があったの。ユノにぴったりなスターサフャイヤでつくったカフスだよ。ユノが賞取ったときに身につけてくれたら嬉しいな」
ベルベットのジュエリーケースの中で、輝きを放つ蒼いスターサファイヤ

「きれいだ。でも俺すぐなくしちゃうから・・。
ああ、そうだ!ジェジュンがそばにいる時につけよう!5人でまた大きな賞をいただけるよう頑張ろう。なっ、ジェジュン」

「うん。それがいい。そうしよう。5人で頂点を目指そう!ユノ」  

シャンパンと苺を楽しみながら、部屋の片隅に集められたぬいぐるみの山に話がいきます。
「すごいな。こんなにたくさん・・。こないだカフェに運び込んで、部屋がすっきりしたのにな」

「うん。ペンからの愛情だからね。たくさんもらえてうれしいよ。すこし愛でたら、ちゃんと活用できる道を探すから、大丈夫。捨てたりなんか絶対にしない」
ぬいぐるみの山から、白いふわふわした子犬を拾い上げるジェジュン
「あっ、この子可愛い。
・・・あ、れ。なんだろ。・・『ぱんだくん』って感じた・・なんだろう」

ユノの逞しい腕が、ジェジュンの身体を包み込み、白いうなじにキスをします。
「ジェジュン・・。ペンからの愛情じゃなくって、俺からの愛情表現を受け取ってほしいんだが・・。まだ・・焦らすの?」
「あんっ。・・僕をベッドまで運べる?ユノ」
「おう。まかせろ。ほらっ」
「うわっ。あはは。すっごい、ユノ。・・・愛してる」
「俺も愛してる。・・誰よりも愛してる」  
ユノとジェジュンは、愛の世界に入っていきました。

さあ、ジェジュンが感じた『ぱんだくん』という子犬のお話は、1980年ごろに遡ります。
去年の12月に紡いだ「そらのはなし」を覚えておられますか。
高潔・公正の守護者として、悪に汚された場所を浄化する正義の大天使ミカエル(ジェジュン)

神の意思を伝えるメッセンジャーである大天使ガブリエル(ユノ)

人類の守護天使の役割を持つ癒しの大天使ラファエル(チャンミン)

神の秘密という意味を持つ森羅万象に精通した大天使ラジエル(ユチョン)

神は光という意味を持つ予言と解釈の大天使ウリエル(ジュンス)  

続きは1時間後。