ようこそ

語り部アロマが紡ぐ「来世への約束」第1話聞いていかれませんか?

 

ユンジェをみていると幸せになってほしいと願う。

なぜこれほど胸が締め付けられるのか。

そこには前世での悲しい物語がひとつ隠されているのです。

 

今から240年前、ヨーロッパは激動の時代を迎えます。

 

私有により平等が消失している、一般意思による政治をするべきだという民主主義の思想がうまれ、活動が活発になりました。 

1776年 アメリカ独立戦争・独立宣言 

1789年 フランス革命勃発 

従来の絶対君主政治に対する不満が募り、政治体制を大きく変化させました。 こんな不安定な時代にあった、ひとつの物語を始めましょう。

 

フランスの片田舎にラファエル男爵が治める領地がありました。

 

その一人息子ジェジュン・ド・ラファエルは17歳、白い肌、金髪、青い目で赤い唇と人形のような整った顔立ちをもち、馬車の窓から垣間見た領民たちはまるで天使様のようだと噂していました。

 

村の豪商ジュペ家の息子ユノは20歳、体格がよく、親分肌の気質から、みなに頼られ慕われていました。父の仕事を手伝う傍ら、その頃起こった民主主義の思想について酒場で友と飲み明かし語り合っていました。

 

ユノの飲み仲間のジュンスはラファエル家の召使です。同い年のユノとは気が合い、たまに酒場に顔を出していました。

 

この3人の出会いが重なった数日間の出来事でございます。



それでは今夜はこのくらいにして、続きはまたの機会に。