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寿司と笑顔で世界を変える!

~ある外食企業 教育担当の徒然~

前々回の記事で藤島武二さんについて書きましたが、
もう一人、感銘を受けた画家がいましたのでご紹介します。

その名は、相原求一朗さん

相原さんについては、今までまったく知らず…
今回、初めてその絵を鑑賞しました。

もともと、川越に生まれ育ち
最終的には、北海道を本拠地にして
創作活動をされたそうですが、
川越出身ということで、わが町川越の市立美術館内に
「相原求一朗記念室」なるものが作られていました。


その展示室に入ったとたん・・・
圧倒的な絵の迫力に、引き込まれてしまいました。

検索をしてみると、いくつか画像が紹介されてるので
ごらんいただくと、なんとなく雰囲気はわかるかもしれませんが

実際、目の前で見ると
鳥肌ものです!!


北海道の、雪に包まれた山々・・・
澄み切った空気の中で、凛と聳え立つ頂のふもとには、
静かに春の訪れを待つ木々・・・

あるいは、
まさに春が訪れた瞬間を切り取ったような
雪解け間近の、ふもとの風景・・・


遠くから眺めていると、
なんとも緻密に描かれているように感じるのですが
近くで見ると、意外にもガッと一気に描かれているのがわかって
なおさら、すごい!と思いました。


ここまで感じ入ったのには、実はわけがあって、
最近、いろんな状況もあって封印していたのですが
学生のころ、よく山に登っていました。
特に、冬山が好きでよく行ってました。
そんなに本格的な登山ではなかったですが。

冬山の真っ白な頂は、
それだけで静謐さを感じさせますが、
冷たく澄んだ大気の彼方に、純白に輝く峰々を見ると、
本当に心が洗われるように感じました。


相原さんの絵は、まさにその
山の頂で見た、情景そのものでした。
冷たい風に頬を叩かれながら、
遠くに望む頂を眺めている・・・
そのときの感覚が甦ってきて、
「ああ、また登りたい!」
という気持ちを思い出させてもらいました。

動いてみると、たくさんの出会いがあるものですね。
そして、また大好きなものが増えていく。
ほんとにうれしい体験でした。
これからも大切にしたいです。
今日は春分の日。お彼岸です。

僕の母方の実家では、お盆ではなく
お彼岸にお墓参りをする習慣があります。

今年も母の姉弟がそろって行っていることでしょう・・・
僕も時々、一緒に行っていますが、
なかなか毎年というわけにはいかなくて
ちょっとご先祖には申し訳ない気になります・・・


僕は生れたとき、父方の祖父は亡くなっていました。
母方の祖父は、僕が3歳のころに亡くなりました。
なので、「おじいちゃんの想い出」というのは、ほぼありません。

自分に子どもができて、父が
息子を本当にかわいがってくれている姿を見て、
「おじいちゃんもきっと、こんな風に僕らに接してくれたんだろうな・・・」

そんな風に思うと、ほんとにあったかい気持ちになります。

そして、おばあちゃん。
2人のおばあちゃんは、ホントに僕らをかわいがってくれました。
なまってて何言ってるか半分くらいしか分かんなかったけど、
いつも優しく接してくれた、父方のおばあちゃん。
そして、遊びに行くたびに、なにかしら
「たかしよ、お前さぁ、ちゃんとこれこれしなきゃだめだよ・・・」って、
お小言 言ってくれた、母方のおばあちゃん。

2人のおばあちゃん、してもらったことはたくさんあったのに
何もしてあげられなかったな・・・
「ありがとう」さえ、ちゃんと言えなかった気がするな・・・

今日はお参りに行けない分、
今は亡きおじいちゃんおばあちゃん、
そして先祖への感謝の気持ちをもって、一日大切に過ごしたいと思います。
私の住む川越市には市立美術館があって、
たまに面白い企画の特別展をやっています。

先日は、「どこか美術館でも行こう!」という妻の要望もあり、
探したところ、たまたま「昭和モダン」というタイトルで企画展をやっていたので
ちょっと行ってきました。

子連れでの鑑賞でしたので、なかなか
ゆっくり・・・とはいかなかったのですが、
久々でしたので、かなり充実して鑑賞することができました。

今回は昭和初期~戦後にかけての作品だったのですが、
メインとなっていたのが、「藤島武二」さんという方でした。
ちょっとピンとこなかったんですが、
後で調べたら、
「ああ!あの!!」
という感じでした。

藤島武二 wikipedia記事↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%B3%B6%E6%AD%A6%E4%BA%8C

代表作は、『黒扇』という、黒い扇を持った女性を描いた絵です。
これ、、、懐かしい~
元 切手コレクターとしては・・・
僕が小さいころ、この50円切手はかなり憧れでした。

ま、それはさておき・・・

今回は藤島さんを中心に集まった、
昭和初期当時の若手たちの作品をあつめたものだったのですが、
やっぱり藤島さんの風景画が一番心に残りました。

連作で『日の出』をたくさん描かれていたのですが、
日が昇る前の、空の色の描写が素晴らしくて
見とれてしまいました(*^^*)

じっと無心で見ているうちに、
ある詩の一節が浮かんできました・・・
高村光太郎の、『あどけない話』

「智恵子は東京には空はないと言ふ、
 ほんとの空が見たいと言ふ。」
で始まる、美しく、妻への愛にあふれた素敵な詩ですが
その中に、こんな一節があります。
「どんよりけむる地平のぼかしは
 うすもも色の、朝のしめりだ。」

まさにその一瞬の、空の彩りを描写した
藤島さんの色使いは、心に染み入るようで
しばらく、絵の前でたたずんでしまいました。

企画展は明日までのようです。
すばらしい絵に出会えました。

川越市立美術館 企画展のHP
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/www/contents/1324186267179/index.html