ロシアがウクライナに侵攻してから1ヶ月余りが経ち、TV、新聞、YouTube などを通じて、連日プーチン政権の犯罪ぶりを目の当たりにしています。

毎日ウクライナ情勢についてずっと見聞きし続けていたせいでしょうか、私は日本に居ながら、心はウクライナの人たちと共にいる気になって、ウクライナ侵攻を我が事のように受け止めています。
寝ても覚めても、どうすればこのプーチンの蛮行を止めることが出来るのだろうかと考え続けてしまいました。

このブログを書いている今もウクライナがどうなっているのかが気になっています。

現実の世界において、このおっせかいおばさん(私)が「今何が起きていて、今後どうすればいいのだ!」というのを考えたところで、何の影響もないことくらいは重々承知しておりますが、今ウクライナで起きていることについて知らなければなければならない、という強い使命感のようなものが何故かあります。

プーチン政権がロシア兵を使って、ウクライナの病院、学校、幼稚園、ショッピングセンター、住宅、そして原子力発電所などをわざわざ狙って爆撃し、大量破壊、大量殺戮、いわゆる無差別攻撃を行なっています。
更にロシア兵はマリウポリなどの住民をロシアに強制連行して、シベリアやサハリンなどのロシア85ヶ所に移住させ、強制労働をさせるつもりでいるらしいのです。
このあまりに酷すぎる非人道的な行為を目の当たりにして、私はずっと怒り心頭でいました。

そして、ウクライナの人たちのことを考えると胸が潰れるような思いがしています。
それによくわからないまま侵略戦争に駆り出された若いロシア兵たちについても気の毒で仕方ありません。
 

プーチンのわがままで、ウクライナの美しい街々は廃墟となり、多くの人々が難民になり、そして、多くの罪のない人々が亡くなりました。

それでも、ウクライナの人々は強い気持ちで自分たちの祖国と自由な精神を守り続けています。

 

平和ボケ日本で暮らす一部の人が、「ウクライナが1日でも早く降伏すればいいのに」とか、「西側諸国が武器の供与なんかしているから、戦争が長引いてかえってよくない」などと平気で言っているのを聞いた時、私はウクライナのことを何にも知らないからこそ、そういうことが言えるのだと呆れてしまいました。

 

ウクライナは旧ソ連時代にホロドモール(人為的飢餓)で400万人もの命を落としています。

ナチスドイツによるホロコーストでは約600万人のユダヤ人が殺戮されているので、ホロドモールはホロコーストに並ぶ凄惨な歴史だと言えるでしょう。

ホロドモールの語源はウクライナ語で、ホロドが飢饉、モールが疫病という意味です。

旧ソ連時代に、ソ連政府がウクライナ農民から小麦を全部取り上げて輸出し、外貨を稼ぎまくっていましたが、その結果、ウクライナでは大飢饉が起きました。

農民たちは飢えから仕方なく家畜やペット(犬、猫、鳥)、そして餓死した人の人肉まで食べ、それ故に疫病(チフス)が発生して、更に多くの人々が悲惨な状態で亡くなりました。

旧ソ連では、長い間このことはタブーとされていたため、ホロコーストのように世界中の人々が知る出来事ではなかったようです。

参考までに、このホロドモールについて描かれた映画

「赤い闇〜スターリンの冷たい大地で〜」

をぜひご観覧下さい。

 

こういう凄惨な歴史があるからこそ、ウクライナは降伏出来ないのです。

彼らはロシアに占領されたら、どうなるのかをとてもよく知っています。

だから、ウクライナの人々は「生きるために最後まで戦う」と言っているのです。

彼らにとって占領とは結局死ぬことと同じだと感じているからです。

 

***

 

さて、これまで散々ウクライナ情勢にどっぷり浸かり、私はプーチンに対する怒りで具合も悪くなったので、もうそろそろ聖霊を思い出そうという気になりました。

(わずかな意欲)

これまでは、ウクライナ情勢と「奇跡講座」の学習には温度差があり過ぎて、コース学習がまるで現実逃避のように感じてしまい、聖霊を思い出さないようにしてきましたが、結局、私にやれることはなく(やれても募金位だもんね)、出来そうなことと言えば、聖霊を思い出して赦すことだけだとようやく素直にそう思えました。

(プーチンも例外なく自分の投影だと認めるのは、とっても大変だけど、観念しました 涙)

 

 

W-pII.333.1:1-4

ここでは、赦しが葛藤の夢を終わらせる。 

 

葛藤は解決されなければならない。

葛藤から脱出したければ、それをうやむやにしたり、脇に置いたり、否認したりすることはできない。

偽装をほどこしたり、それをどこか他の場所に見たり、他の名前で呼んだり、何らかの欺瞞によって隠しておくわけにもいかない。

葛藤はあるがままに、それが存在すると思われる場所に、それに与えられている実在性の中で、その心がそれに与えた目的をもったものとして、見られなければならない。

その時にのみ、葛藤を防衛していたものが取り外され、真理が葛藤を照らすことが可能になり、葛藤は消滅する。

 

 

W-epilogue.1:5-8

何があなたを悩ませていようとも、聖霊が答えをもっていると確信していなさい。

あなたが素朴に聖霊に答えを求めるなら、聖霊は喜んで答えてくれるだろう。

あなたを悩ませるかに思えるどんなことについても、あなたが必要としているすべての答えを、聖霊が与えずにおくことはないだろう。

聖霊はあらゆる問題を解決し、一切の疑いをかき消す方法を知っている。

聖霊の確かさはあなたのものである。

あなたはただ聖霊にそれを求めさえすればよい。

そうすれば、それはあなたに与えられるだろう。