このブログの主人公マルについて~
読み返してみると、親バカ自慢だったり、やっぱり駄目な子?ん~...まぁいい子じゃない?上がったり下がったり...長いけど最後まで読んでもらえたら幸いです。
小さい頃
(え?そこから?って思った人ゴメンナサイ)
マルは小さい頃から小さかった。よく動くのに食べないから一時は-2.5SD近くまでいってます。
ほんとにね...雀でももうちょっと食べるんじゃないの?っていう位。
保育園を英語で保育してる所があって、次男を行かせたんだけどみんなが何言ってるかわかんないから行きたくないって泣いて帰ってきてすぐ辞めたことがありました。
で、マルはどう?って行かせてみました。(懲りない...)
お迎え時に毎日楽しかった~って言います。1か月経ち2か月経ち...
あいかわらず楽しかった!...もしかして...マル結構英語しゃべれてるんじゃない?!
なんて思って保育士の先生に聞きました。
そうしたらね...
マル君は日本語を話してます~。
なに~?!
お友達と話さないんですか?(他国のお子さんがいっぱいいました)
話してますよ。日本語で。お友達が頑張って日本語で話してます。。。
............。
まぁ本来の目的は預かり保育だからね。。。マルも楽しいって言ってるし。。
ま、いっか!と結局最後までこちらにお世話になりました。バイリンガルの先生方は最後までマルを可愛がってくれました。親は自分の子が好かれてるかそうでないかはすぐ分かるよ。
もちろん卒業まで英語を話せるようにはなりませんでした
マルにはピアノ、七田チャイルドアカデミー、水泳、バイオリンの習い事をさせましたが、
ぜーんぶ1年も続きませんでした...。
特にバイオリンは酷かった...1年位通ったけどキラキラ星も弾けず合奏ではエアバイオリンを堂々と披露してました。
この時バイオリンの先生に言われた一言がまだ心に残っています。
この子はもう手遅れかもしれない
どういう意味かっていうと、つまり躾が出来てないって意味ね。。。
マルはたぶん発達障害気味、ADHD気味のなんていうのかなぁ...グレーゾーン?
何人か大抵クラスにいますよね。落ち着きのない数人の子の内の一人でした。
3人兄弟の内では一番育てやすかったなぁと思います。末っ子で私の神経が太くなってたのかも...。スポーツには向いてないと思ってました。お兄ちゃんの試合見に行っても興味を示さず砂場で遊んでるし、何より小さかったからね。
この砂場でよーくケンカしてましたが相手の子も選手の弟さんなんだよね。
行く度会って、その度ケンカしてたけど、マルも相手の子も親に泣きつくタイプじゃなかったから、私もその子の親も知らんぷりでした(笑)
小学校時代は、中学時代もだ...よくお友達の家にお泊りしてました。
週末もキャンプとか海とかにもお友達家族によく連れて行ってもらっていました。
お友達のお母さんから電話があって、マルをどこそこに一緒に連れて行っても良いですか?って...。(たしか先週もお泊りしましたよね)
え?また?!
主人がね、今週はマルは来ないのか?って。うちは誰でもお誘いする家じゃないんですよ。。。みんなマル君が大好きなんです。是非来てください!
......ってよ。って旦那にいうと
一家に一台タイプなんじゃない?
(家電か!)
私達この頃が猛烈に忙しくてマルに構ってやれる時間があまりとれていませんでした...。お言葉に甘えっぱなしでした。
小学校の体力テスト
握力とシャトルランは上位だけどあとは平均よりちょっといい位。
入学してお兄ちゃんと同じスポーツやりたいと言い出しました。
(あんなに興味なかったのに?)
私たちは駄目といいました。もうちょっとよく考えてからにしたら?
宿題毎日忘れずできたらね。とかなんとか...
何やっても長続きしないのにポンポン新しいものやらせたくなかったのだと思います。その内このスポーツの話しなくなりました。で思い出した様にやりたいと言ってみたり...。
マルは小2から今やってるスポーツやることになりました。
で結論からいうと、このスポーツ向いてた。。。
身体能力はザ・並だったはずなんだけど最初から上手かった。
なんでかはわからない...。親も未経験だし完全にはじめてやったんだよ。兄も一緒にやった事ないって言ってた。
ドイツから来た指導者にこの子の一番古い動画を貰いたい、ドイツに帰って見せるからっていわれたり、
高校の監督さんにも、この子初めから上手かったでしょ?って言われて何で分かるんですか?って聞き返しました。。。
こうしてマルは努力を全くしない子になりました。
何故なら練習しなくても上手いから。これが中1の夏まで続きます。
うちに遊びに来たお友達、試合に出られなかった友達に
お前も出たかった?
なんて心無い言葉を言ってるのには正直ひきました...。
友達が帰ってからお説教したのは言うまでもありません。
マルはへへっ、なんて薄笑いしてました...。
家庭訪問で多くの子が仲の良い人の欄にマルの名前を書いてたって聞いてたから、
この一件は私的にだいぶ残念でした。
でお決まりの中学年代スポーツ早熟晩熟問題です...。成長著しい周囲に比べて晩熟で技術のみのマルは通用しなくなります。
この頃からです。お父さんと仲悪くなったのは...。そしてリュープリン打つ事になったのは...。
お父さんも違うスポーツだけどスポーツマンです。そして人一倍努力の人でした。
お父さんはマルを説得します。
お父さんも付き合うから一緒に練習しよう。人より上手くなりたかったら努力する必要があるんだよ。
半年間位だったかなぁ...お父さんは毎朝仕事の前にマルに付き合っていました。こうしてマルは人生でたぶん初めての個人練習をします。
でもね...駄目だったの...一向にパフォーマンスは上がらない。
駄目な原因はリュープリンかもしれないし、プリモボランだった可能性もあります。
マル自身少しは上達したんだろうけど周囲の成長速度が圧倒的すぎました。
マルはどんどん駄目になっていきました。
まず朝起きられない...お父さんが行こうって声掛けしても起きて来ない...。
朝の個人練習は行かなくなりました。
ついでに学校も行かなくなりました。
このころすでに勉強なんて全然しませんでした...。
中3では正に地獄...。
お兄ちゃんはもういないし、家の中は真っ暗。笑顔なんてありません...。
大体お説教か怒鳴り声しかしない。
お父さんはもうマルを罵れるだけ罵ったと思います。
中学の成績表、中1ではオール5に4一つか二つだったものが中3の成績表はオール1に2が一つか二つでした...。
ある日、学校から電話...。登校日にマルが同級生と遊んでいるのを誰かが見たとか何とか...。相手の子は学年成績トップの男の子でもちろん受験生でした。その子は朝家を出て学校へ、具合が悪いと偽り両親は仕事でいない家に帰宅。でマルと連絡を取り合い遊びに行ったそうです。
申し訳ない...本当にごめんなさい。。。
相手方に謝罪の電話を入れましたが、優しいお母さん。。。
楽しかったようですよ!マル君とはよくゲームやってるみたいです。
大丈夫。気になさらないで、うちこそすみません。お互い様ですから。
(神!)
もう私達は中卒を覚悟していました。理容師になろうかなぁ...なんて床屋さんに行くと言ってましたから
いいんじゃない?
と少しでも前向きな言葉を発した時は応援したいと思いました。でもそれは、今やってるスポーツ辞めることを意味します。
夏前頃でしょうか...。高校の方がマルのパフォーマンスを見に来てくれたのは。
あれよあれよという間にお話が進み有難い事に進学出来る運びとなり、マルもたま~に学校に行くようになりました。2週間に1回とか...。
お父さんとマルは最後まで仲が悪く、
そんな中、旅立つ数日前にマルのお友達がお別れ会を開いてくれました。
私たちも招待してくれました。
お別れ会...そこには私達の知らないマルがいました。
会場はそんなに広くなかったけど正に入りきらない、すごい人!
私達の知ってる子はみんないます。知らない子もいーっぱい!
よくお泊りさせていただいたお家もキャンプに連れて行ってくれたお家も家族できてくれました。
成績トップの一緒にズル休みした子もお母さんと来てました。
(希望校に合格おめでとう!)
マルの為に沢山の子が泣いてくれました。
最後に一人だけお別れのお手紙を読んでくれました。
お前も出たかった?
って以前マルが酷い事言ったあの子です...。手紙読むって事はこの子が一番仲良かったのかな。
まぁ誰と一番仲いいの?なんて、そんなダサい事マルに聞いたことないんだけどね。
涙声で涙でグショグショになった手紙の一文にはこうありました。
いつも先に謝るの、お前だったよな...。俺はなかなか謝る事ができなくてごめん。
?!
マルって謝ることが出来る子だったんだ...。
親に謝ったことなんて1回?2回くらいです。
お前がいなくなったら本当につまらないし寂しいよ。
帰宅して泣きながら大量の手紙を読んでいたマル。
私、お父さんに聞きました。
もし私達に縁起でもないけど何かあったら、これだけ沢山の人来てくれると思う?
思わない...。
何をやっても長続きしないし努力もできない、学校も行かなくなっちゃったけど、人として一番大事なところはちゃーんと継続してました。
マルは高校でスポーツでは駄目かもしれないけど、こんなに愛される人間力があれば
きっと何をやっても大丈夫です。
あぁ、マルに会いたいなあ!マルの笑顔を見たいです。。。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
肩凝ってないですか?