千穐楽おめでとうございます。

今年の「七月大歌舞伎」は、萬屋三代の襲名でいちだんと華やかさが増していたように感じました。

新時三さん、以前から美しい女方で好きでしたが、美しさにますます磨きがかかって「俄獅子」の芸者、ぞくっとするほど艶があり、眼差しの妖艶なこと!


「恋女房染分手綱」

この演目、以前衛星劇場で2005年の公演、福助さんの重の井に児太郎さんの三吉で観たことがあり、子供の役ながら台詞の多いお役だなと感心した記憶が。

それを9歳の新梅枝さんが立派に勤めてました!

祖父と孫の共演も素敵。


子役と言えば、夜の部の「義経千本桜」で六代君と権太忰善太郎役は歌昇さんの息子さんたちなのですね。

みんな将来が楽しみ。


仁左衛門さんのいがみの権太は、ますます進化してるし(いったいどこまで進化するのか)いろいろと見どころ満載の今月の公演でした。