見られるだろうかと思ったけれど、クローゼットの奥にしまっていたアルバムを出した。

息子の赤ちゃんの頃からの写真の数々。

どれもこんな最後を迎えるなんて思いもしない顔。

子どもが小学生になり私は仕事をはじめた。職場で撮った昔の私の写真もあった。

あの頃、頭の中は子育てより仕事優先の時もあったと思う。その時は上手くいっていると思ってた。

でも、きっと日々子どもとしっかり向き合わずダメな母親だったんだ。

私の生き方が息子の人生に影響したのかもしれないと思ったりもした。

もっともっと大事に大事にしていたら、違う将来になっていただろうか。


アルバムの中の何だか得意気に見える私の写真を何枚か剥がしてごみ箱に捨てた。

明日は燃えるゴミの日だから、あの写真は明日にはこの家から無くなる。


イヤなものは全部捨てたいけど、

愚かな母親である私はまだ存在している。