白でも黒でもないグレーというカタチ
私のココロの琴線にふれた以下記事シェアします。。::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「女はカタチにとらわれ過ぎてるんだよ」元彼から言われたこの言葉を時折ふと思い出す。たしかに、女はカタチあるものが好きだ。婚約指輪はその最たるもので、女が欲しがる最も高価なカタチ。どこから見てもキラキラしてるもんだから“女の幸せ”がギュッと詰め込まれていると信じていた。中略「誰かに奪われるかも」モテる男と付き合って…10歳年上の「人タラシ」な男と付き合っていたことがある。女にモテていたが、女タラシな訳ではなくて、彼を好いている男友達もたくさんいた。「人望が厚い」ともどこか違って、適切な言葉があるとしたら「人タラシ」だと思う。怖い人でも、だらしない人でもなかったが、みんなが彼に尽くしていた。愛想やユーモアが特別あるわけでもないから、彼のどんな部分が人を惹きつけているのかは未だに分からないけれど、私も惹きつけられた一人である。しかし、時が経つにつれ、彼のその最大の魅力こそが、自信のない私にとって“最大の不安要素”になってしまった。「誰かに奪われるんじゃないか」「なんで私といてくれているのだろう」なんて、情けなくて無駄なことばかりを考えてばかりいた。そんな私のエゴを見抜いたかのように、「これで安心できるなら」と彼はある日、ブルーの華奢な箱から指輪を渡してくれた。やっと、欲しかった未来がカタチとして現れた。それなのに、なぜか子どもの頃に想像していたような“特別な気持ち”にはなれなかった。「これで安心できるなら」なんて言葉と共に渡す指輪は、ぐずる子どもにおもちゃを与えるのとなんら変わらないような気がした。私の好きな広告コピーの本に「花よりも美しいのは、花を贈る気持ちです」なんて言葉が書いてあったが、全くその通りで、カタチにはカタチ以上の想いがなくてはならない。カタチに劣る想いで渡された指輪からは、虚しさが漂う。手段として渡すモノを“贈り物”とは呼ばない。初めてもらった指輪は、心をごまかせるほどの輝きではなかった。関係に名前があれば、行動が取りやすくなる思い返せば、別の男と“ラブい関係”になったときもそう。カタチにこだわり、しくじった。二人で花園神社のお祭りに行ったり、合鍵を持ったり、変なあだ名で呼び合ったり。他人から見れば、どの瞬間を切り取ってもカップルだったが、実際は違う。初めは「それでもいい」「一緒にいられることが幸せ」と言い聞かせていたけれど、次第にこの人と自分の関係を表す、言葉やカタチが欲しくなった。それがセフレならば、それで構わないから。そこまでして、私がカタチにこだわったのは、関係に名前をつけることで、行動が取りやすくなるからだった。しょうもない話をするが、関係がセフレならば、私は相手の家に泊まりに行っても、歯ブラシは置いていかないし、翌朝には即帰る。でも、“デートを重ねて、合鍵を持っていて、変なあだ名で呼び合っている彼氏じゃない人”に対しては、身のこなし方が分からなかった。「彼女ヅラだと思われないかな」「彼女ではないし……」なんて、尻込みしてしまう自分はダサくて。自分らしく振る舞うための安心感が必要だった。そんなことを何一つとして伝えることもできないまま、彼とは疎遠になっていった。こんなエゴな想いを伝えて、愛される自信も嫌われる勇気もなかったから。こんな調子でグレーを上手に泳げなくて、白か黒か明確にしようとばかりしてきたけれど、結局のところそれってラクをしてきただけだった。答えを二極化して、そこに自分の想いを無理やり寄せて。でも、無理やり寄せたもんだから、相手からの一通のLINEや友人の一言で、また簡単に考えは変わってしまう。世の中には、答えが白でも黒でもなく、グレーな事柄がたくさんあり、グレーは曇り空の色で極めて安心感のない色だが、グレーの中にこそたくさんの真実や大切にすべきものがある。そんなことを今になって思う。拝啓、あの頃の私へ。あなたは安心感のある恋を求めて、カタチにこだわりつづけているけれど、人から貰える安心感なんて、本当の安心感ではないんだよ。誰といても自分らしい身のこなしができる安心感は、自分で作り上げる自信にしかないんだよ。そのことに気付けたのは、あなたのおかげです。あれもそれも、無駄な恋じゃなかったよ。:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::まさに、私はグレーの中で生きれない人。そう、すべてにちゃんとした意味を求めてしまうのです。それがカタチ。それがないと、どうしていいか解らなくなって、気持ち悪くて、いつも勝手に白黒強制的につけてしまう。だからいつもカタチを破壊して終わり。なるほど、ラクをしているのか?グレーという不安定なアンニュイなカタチの中でも平気な顔して生きれるようになりたい。