こんにちは٩(„❛ ֊ ❛„) ERIKAです
昭和レトロな家・・という事で。
私が産まれてから33年間
祖父母、父、母、妹、弟と過ごしてきた築90年以上なる木造家屋の自宅。
《私たち家族は離れ部分に5人で住み、こちらは初め祖父母のみが住んでましたが。祖母が亡くなってからは私と妹の2人が母屋の2階部分に移動し一緒に住んでいました(⑅•ᴗ•⑅)》
リフォームも考えたものの天井がひび割れてきていたり、床下がボロボロだったり、家が傾いてきていたり
地中に埋まっていない基礎だった事もあり耐震性がないって事と、ずっと取り壊しに大反対だった祖父が亡くなり3年が経ったタイミングをきっかけに
こちらの母家部分のみを取り壊しをし新築に建て替えをする事に・・
家も古けりゃ、頭も古くかたい家柄で
生前、家の耐久の話をするといつも怒っていた祖父
その度機嫌を損ねた祖父が言っていたのは・・
『昔の家は丈夫に作られてるからそんな簡単に崩れたりせん
現にこの家は空襲で周りが焼けていったなかでもこうして綺麗に残った家や。
だから地震で大阪城が倒れたとしてもうちの家は絶対倒れへん 』 でした。。
いや、大阪城って・・比べるところよ笑
大阪城が倒れちゃうなら絶対我が家は跡形もなくぺしゃんこよといつも思いながらその話を聞いてました
そんな祖父曰く大阪城より耐久性があると言う思い出の我が家の風景がこちら笑
入口門~中庭を通り~母屋玄関
玄関入って右側には小部屋があり
左側には上がり口
奥に進むとキッチンに行きます。
1階客間和室
子どもの頃この染み出てくる松ヤニをペリペリ剥がして遊ぶの好きでした笑
父自慢の床柱と欄間と雪見障子
この床柱・欄間・雪見障子は父の自慢で物凄く気に入っていたのと、亡き祖父の事を思ってか新しい家にこの家の面影を少し残しておきたいと考えた父が新居にこのまま使って貰えないかとずっと交渉していましたが・・
残念ながら家の設計上サイズが合わずどれも使う事が叶いませんでした
中庭と裏庭の風景
2階へと繋がる階段
階段が苦手な私はいつもこの急な階段の上り下りにヒヤヒヤドキドキでした
階段の背面には子供の頃に妹と一緒に書いたらしき2人の名前が彫られていたりも
《さっきも書いたけどこの階段こそトトロに出てきそうな。どんぐりトントン転がっておちてきそうだよね笑》
祖母が亡くなってから
妹と一緒に移動しすごした2階の部屋
上の写真奥のスペースが私の部屋でその左側には扉があって進むと左下の写真、妹の部屋が
ビー玉みたいな球体を床に置くとコロコロ転がって行くほど2階は傾きはじめてたり、歩くと凹んだり床の軋む音がしてたけど20代後半にして自分の部屋という物が貰えて凄く嬉しかったなんだか懐かしいな
そしてこの家に住んでいて一番不便に感じ、
周りの人に話すとよくびっくりされていたこと。
それはこのお風呂
お風呂
そうなんです
つい先日《1年前》までお風呂は1度家から外に出ないと入れず、中も石タイルで足が冷たいだけでなく、こんな都会に住みながら未だ灯油炊きの風呂に入っていたのです笑
だから灯油が切れる度に継ぎ足しに誰かが行かなきゃ行けないし、灯油が切れちゃうとシャワーが急に水になったりもしてかなり不便でした。
そんなこんなで子どもの頃友達に
『うち古い家やから灯油入れんとお風呂入られへんし、外やから冬場めっちゃ寒くてさ〜』なんてつい話しちゃうと
『え?外?灯油ってどういう事?えりかちゃんとこ毎日五右衛門風呂に入ってるとか?何時代の家?』
と返されたりした時期もありました笑
まぁ、今ではこれも私達家族にとって良き経験の良き思い出ではありますが(❁´꒳`❁)ノ
今は新居になってお風呂ももちろん室内、指1つボタンポチッとですぐお湯はりしてくれてお風呂もわくほんと便利な世の中ですね
笑
こうして改めてみていくと
祖父が言ってた『この家は何があっても壊れない』と言う言葉は
祖父が子供の頃から住んできたこの歴史ある家をなんとしてでも残そうとした祖父の心の叫びでもあったのだろな。としみじみ。。
でも時代はどんどん変わってくし、
あのまま住んでいても今後大きな災害が起きたらどうなっちゃうかわからないし、
住めなくなるのは時間の問題だったかもしれないから・・
だから歴史が消えていくのは寂しいけれど、これから生きていく上で子、そして孫、ひ孫と繋いで行く為にも新たな時代へ前に前に進むことは大切なんだと思う(ˊo̴̶̷̤ ᴗ o̴̶̷̤ˋ)
![](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/wa06_frame_bg.png)
今は亡き祖父母と幼き頃の私と妹
天国にいる祖父母は新築にした事どう思ってるかはわからないけどね
と言う事で今はもうない、良くいえば昭和レトロな懐かしい我が家でした(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
ERIKA