姉にはてんかんの持病があった

全身が突然硬くなり、細かなけいれんを起こす強直間代発作である。

それは普段、月に1度起こる程度だった。


それが事故後、強直間代発作とは明らかに違うけいれんが度々起こるようになったのだ。

しかも、その発作が3時間も続き、ついには入院する事態にまで発展したのである。

今までにない症状に私は困惑した。


医師に告げられた診断結果は、次のような流れであった。


医師「事故との因果関係はわかりません」

私「え…でも、施設のかたは姉を見て、『事故前と事故後とでは明らかに症状が違う』と認めています。それでも事故が原因だとは言えないのでしょうか」

医師「はい。わかりません」


なんとも納得のいかないものであった。



それから半月ほどが経ち、保険屋さんがきた。

話し合った結果、保険屋さんに言われたのは、

「持病があっても、事故前と事故後の状態が明らかに違うとき、それを細かく書き留めておけば、請求できるので心配しないで下さい」

ということだった。