マンネリしたカレとの関係を変えたかった。
私はカレで色々と試した。
時にはカレが煮え切らない時もあったし、
私が妬くことだってあった。
でもさほど変わらなかった。
もうこれが限界だと思ったその時、
私は白い肌でカレを包み
顔に粉をはたき、
いちもくさんにカレを
熱い風呂に沈めた。
カレは抵抗することなく
風呂の底に沈んでいった。
これで全ては終わったと思った。
しかしカレは生き返ったのである。
風呂から自力で上がってきた彼の肌は
褐色に輝いていた。
私は思わずカレの肩を噛んだ。
口のなかにカレの薫りが広がった。
まだ私たちはイケる。
そう確信した。