先日発売になったジェーン・スーさんの
「生きるとか死ぬとか父親とか」
読了。

毎回スーさんの本は楽しみにしているのですが、今回はいつも以上に読みごたえのある一冊でした。

お母様が早くに亡くなり、母の母になる以前を知ることができなかった後悔がお父様と対峙するきっかけになります。

これまで知ることのなかった親のこと。

いつものさらっとした文体で重さはないのですが時々胸を締め付けれるような場面があり、ご両親が病になった時のエピソードでは思わず涙が溢れそうに@コメダ…

私も同世代。

2年前に家を出てからたまに帰ると年老いたなと感じる瞬間も増えてきました。

ジイジとの結婚を猛反対され父とは10年近い確執があり、未だにトラウマですらあるので、家に帰っても上っ面の会話しかしていません。

未だ心にわだかまりがあるので対峙なんて考えるだけでも無理だと思うのですが。

そんな父でも母と出会わなければ、私という産物も存在しなかった…

以前、母は立派なお見合い相手がいたにも関わらず、レストランでやたら会う父と結婚したという話を聞いたことがあり、今では父の恨み言しか言わない母ですが惹かれていたのは事実。

自分が存在するきっかけとなった話は遠くない未来に聞いておかねばとこの本を読みながら思いました。

家族って、厄介だけど厄介だから繋がってる。

その厄介さは疎ましくもあり。愛おしくもあり。


つい自分の生活でいっぱいいっぱいで忘れがちなことを思い出させてくれる本当に素敵な一冊でした。