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りりぃ、今までありがとう

先月、PS3専用ソフトのAFRIKAが発売されました。
AFRIKAはPS3発表時から名前の上がっていたタイトルです。
公開直前まで、映像以外の情報が一切無かっただけにどんなタイトルなのか、はたしてゲームなのかすら全く分かりませんでした。
ただ、デモ映像を見たときの衝撃は忘れられません。
時に実写と見まごうばかりの世界観、躍動感。
ただそれだけで「ゲームでなくてもいいから、発売したら買ってみたい」と思わせるに十分でした。
というわけで、しっかり購入。
予約はしていませんでしたが、発売日にゲットしましたよ。

具体的な内容は、アフリカのサバンナにキャンプを張った一人のカメラマンと、その仲間を描いたゲームでした。
定期的にクライアントから、こんな写真が欲しい と依頼が来るので、その条件を満たす写真を撮影してメールで送ると、それに見合った報酬がもらえるという寸法です。
作中に登場するカメラも全て実在する機種で、操作方法も性能も全てホンモノと同一。
望遠レンズや広角レンズといった様々なオプションで多様な写真を撮影する事ができるようになっています。
シャッター速度、露出、フォーカス、絞りなど、ありとあらゆる設定・操作が行えるようになっていて、実にリアル。
被写体となる動物たちも、製作スタッフが実際に何度もアフリカに向かい、取材・研究してきただけあって秀逸の出来栄えです。
通常、ポリゴンで描かれた生物というのは骨格等考慮されず、一面同じテクスチャで覆われ、ブロック単位で無機質に動くものなのですが、このゲームに登場する動物は骨の移動や筋肉の動き、それに伴う表皮や体毛に至るまで全てがリアルに計算されて動くのです。
単にゆっくり歩く姿だけでも、筋肉の躍動感が伝わってきて、実際にそこにその動物がいるかのよう。
当然動物の習性や生態なども考慮され、ありとあらゆるモーションがプログラムされている上、そんな動物が何十匹、何十頭と同時に登場するのですから、まさにアフリカ旅行している気分になれます。

イメージ 1
舞台は広大なアフリカのサバンナ。
見渡す限りの大平原です。
昼もあれば夜もあり、そのたびに違った景色を見せてくれます。
眺めているだけでも楽しいですよ。

イメージ 2
登場する動物も数十種類。
ナショナルジオグラフィックと連携していて、動物図鑑並の情報が参照出来、勉強にもなります。
本物の野生動物たちの写真や動画も入っているのですが、これだけリアルなゲームだと注意して見なければどこからが実写で、どこからがグラフィックなのか見分けが付かなくなることもしばしばです。

イメージ 3
チーターの狩りなど、アフリカでしか見られない様々なシーンの撮影に立ち会う事もできます。
時速100Kmで疾走する激リアルなチーターと併走して撮影を行う緊張感はたまりません。

AFRIKAはライズフロムレア同様、PS3の圧倒的処理スピードとグラフィック能力がなければ実現できなかったタイトルの一つと言われており、価格以上の価値ありです。