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愛と仕事とその後のワタシ

仕事を続けながら、悪性リンパ腫を治療しました。
2010年7月に告知を受け、2011年4月に寛解。
病気のこと、仕事のこと、たまに絵日記、その後のあれこれ。
2019年12月、ついに経過観察も卒業。
全快を果たしました。

とっても久しぶりだから。

どんな風に書いていのか…戸惑いながら。

 

自分の中では、悪性リンパ腫に関わることは、

なるべくすべてここに残そうと思うので、書いときます。

 

2010年に悪性リンパ腫になって、

R-CHOP(でしたっけ)を8回やって翌年には寛解。

 

その9年後2019年に、主治医より、

「経過観察も終わり」と言われ。

 

でも、ワタシの場合、別のリンパ種からの「転化」

という病症だということが、後々にわかって、

病気が治ってからも、なんとなく気がかりでおりました。

 

「転化」は予後が悪いとか、

再発の可能性が高いとか、

これは医者に言われた訳ではなく、

ワタシがネットで調べて思い込んでいることです。

 

 

で、ことの起こりは…

年末から左の顔半分…耳の奥や、奥歯に痛みを感じ、

我慢できないほどの首凝り、肩凝りに見舞われたこと。

 

これが全然治らず、

むしろ悪化の一途だったもので…

暮れでもやっている近所の耳鼻科に駆け込みました。

 

「リンパが腫れている」と言われました。

 

「リンパが腫れている」

 

って、

リンパ腫のサバイバーにとって

とても恐ろしい言葉じゃありませんか。

 

宣告されたあの頃の記憶が蘇ってしまうというか。

 

しかも、もらった抗生剤、痛み止めが全然効かず。

心身共にしんどいお正月を迎えておりました。

 

年明けに血液内科を予約…

と、スムーズに行けばいいものの…

 

ワタシが治療した大学病院に電話したら、

再診でも、クリニックなどの紹介状がないと

今は予約ができないと言われ

(どういう「今は」なのかわからないけど)…

 

でもなんとか…

偶然だけど、別件で、

その大学病院に定期的に通っていたのです。

で、その関係で…紹介のつてを辿って

院内紹介状を発行してもらい、

ようやくの思いで再診予約できたのです。

はぁ、めんどくさ。

 

歳月の流れを感じたのは、

主治医が外来にはもういなかったこと。

退官したと聞いていたものの、

なんと名誉教授になってました。

 

なので新しい先生に診察してもらうことに。

 

「まず12年経って再発はないと思うけど…」

と言っておりました。でも…

「あなたが白黒つけたいと思うのなら、PET検査しましょう」と。

 

う、いきなりPETですか。

「あなたの安心のために」ですと。

 

PET検査の、

検査前にクスリが全身に行き渡るまで

リラックスして待っている部屋も、

より快適にリニューアルされていました。

以前はケータイ、本などの持ち込みは不可だったのに

OKになっていたり。

 

しかも以前は、その大学病院では、

PET検査の結果をすぐに教えてくれないというシステムで…

医師からの説明は次回の診察の時に…と言われてました。

 

でも次の診察が半年先ということもあって、

実際、検査の半年後に

「半年前のPET検査は、問題ありませんでした」

と言われて、むしろびっくり。

 

患者の立場からすれば、

今、思い出しても信じられません。

問題があれば、病院から電話して知らせる…とのことでした。

 

なので当時、1週間くらいは、ウチの電話が鳴るたびに

ドキドキしてました。

…当時、ワタシは病院にケータイではなく

自宅の固定電話の方を登録していたもので。

 

今回はどうなのか…と思っていたら、

ちゃんとその結果説明のために

次回の診察日をスケジュールしてくれました。

 

でも…実はワタシ、あまり心配しておりません。

自分の中で「再発ではない」と思っているのでしょう。

 

ただ、一度、こういった大病をすると、

このように一生ついて回るものなんだなあ…

とやっぱり思います。

 

そして、家族にもものすごく心配かけてしまいます。

 

 

にやり にやり にやり にやり にやり にやり にやり にやり にやり にやり にやり