日本を変える言語コミュニケーション教育

豊富な語彙と論理で想いを確実に伝えることができる人を増やしたい。

プレゼンのレシピの著者　野中アンディです。

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日本を変える言語コミュニケーション能力

理念や社是は組織にとって意思を統一するために不可欠な動力です。

CSAは「日本を変える言語コミュニケーション能力」を掲げています。

https://commskill.net/associationphilosophy

この協会を設立した、正確には私が大学を辞めた目的がこの言葉に込められています。

私はコミュニケーション学を学び、人間のメッセージ交換のプロセスを研究してきました。

言葉に対する追究は、これまでの先人たちの遺産が基となり、現在の社会の分析を可能と

してくれます。

そしてその遺産とは2400年前の古代ギリシャに遡ります。

主にアリストテレスなどの哲学者が考えを人に伝達する方法を「弁論術」という本にまとめ上げました。

そして西洋ではそれが今でも大学で教科書として使われ、人前で話すための知識と技術が体系的に学ばれています。

その中心にあるのが論理と語彙なのです。

アメリカ人などにインタビューしたら彼らはたくさん話せると思いませんか？

海外のアナウンサーやレポーターも原稿を棒読みにするのではなく、言葉を作り出して

いることに気付きませんか？

「あれはアメリカ人だからで日本人には無理」と考えるのは浅すぎる憶測です。

個々の社会的成員が自分の意見をしっかり伝えることを社会的に求める風潮の有無がその文化的違いを生んでいます。

俗に言うアメリカ式のプレゼンをするのを恥ずかしいと考える人が多いことも大学教員時代に知りました。

カッコつけてると思われるらしく、恥ずかしいとのこと。

周りからの評価を気にすることが社会で求められる基準でしょうか？

日本で俗に言うプレゼンがあまりにもお粗末で、世界から完全に置いていかれています。

そしてプレゼンテーションが公教育に取り入れられている国では、それが「人前でまともに話す力」を養うことを目的としています。

まともに話すとは、論理の基本を理解し、幅広い語彙を使いこなせ、洗練された話し方ができるということです。

それがない日本ではジェスチャーを用いるよう大学生に要求しても恥ずかしがります。

なるべく目立たないように、何もしないことが良しとされているのです。

これじゃらちが明かんと思い、日本に動きを作りたくなりました。

形ではなく、中身で勝負

「日本人だから無理」という安易な言い訳は、やりたくない理由を探しているにすぎません。

論理と豊富な語彙が言葉を作り、それを出す場所がプレゼンテーションだと分かったなら、人前で話す姿に対してこれまでとは異なったイメージもこの国に生まれることでしょう。

日本人がプレゼンが下手ということを日本人は分かっています。

そして両手を広げて話せば西洋風のプレゼンテーションになると考える人もまた多い。

だから最近の社長たちは後ろのスクリーンではなく足元にあるモニターに書いた原稿を読み上げ始めました。

そこじゃないんです！！！！！！

見た目を西洋風にするんではなく、メッセージを伝えるための言葉の洗練化なんです。

話す内容を記憶せずに登壇するのも日本人だけしかいないということも知るべきですが、本当の違いは話の展開ということに気付いていません。

見よう見まねでは絶対に身に付きません

基本から学び、何度も練習しないと絶対に習得できません。

このままでは日本だけが世界から取り残されると感じたため、大学生だけでなく社会人に教える協会を作りました。

上手く話せない。

説明が上手にできない。

コミュニケーションとは人間関係とか空気を読むとか、共感して喜ぶとかではありません。

そんなものは学んでできるようになるものではありません。

関係性を最も重要視する日本文化が拡大解釈した結果生じた誤解です。

本来は効果的に、かつ適切にメッセージ交換ができる能力を指します。

どんな場面であっても、どんな相手であっても、どんな内容であっても、しっかりと相手に伝える能力です。

角が立つから、という事を我慢するのは取り越し苦労であり、生きていくには責任をもって説明する力が必要です。

それを確認できるのがプレゼンテーションなんです。

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