VWの狙いはコストダウンよりも市場へのきめ細かで

迅速な対応っすよ。。。わかってんのかねぇ。


http://economic.jp/?p=43935


2014/12/11 トヨタがデンソー、アイシンなどの再編で目論む部品開発生産の集中とTNGA
の大きな弱点(エコノミックニュース)


トヨタのTNGAとは設計共通化手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチ
ャー」による開発効率向上システムことで、先月(2014年11月)報道が相次いだ

グループ企業再編にも大きな影響を与えている。3つの中軸事業ディーゼルエ

ンジン、マニュアルトランスミッション、ブレーキなどの開発生産で事業が重複

している子会社の業務を整理一本化するという。省エネや安全技術、自動運転

や燃料電池などの開発競争がグローバルに過熱しているなか、競争力を高める

ために「コストの低減と技術的な優位性」を追求する“集中”を実施する。


最大の狙いは、「強い部品づくり」にある。トヨタはクルマの生産において75%ほど

のパーツをトヨタ本体以外から調達している。従来、グループ企業が多かったが、

燃料電池車などでは、これまで関係がなかった企業の技術が必要になってきた。


独フォルクスワーゲン(VW)は、年内に1000万台の大台突破を目指す。主力「ゴル

フ」の設計において世界で初めて設計共通化手法「MQB(モジュラー・トランスバー

ス・マトリックス)」を導入、この車両開発効率化システムでトヨタに先行している。

トヨタもTNGAに取り組んでおり、次期プリウスへの適用を目指す。今後、部品発注

先集中などによる傘下サプライヤーの将来を左右する重要な要素になりそうだ。


ただし、このコストダウンと速い開発スピードを狙った部品開発生産の集中は、決定的
な弱点を内包している。昨今、話題のタカタ製エアバッグのリコール問題をみれば明白だ。
重要部品の一点集中開発・生産は、不良品の集中発生という重大な問題を抱えることにつ
ながる。この弱点をトヨタ本体がいかにコントロールできるかが、TNGAの成否につながっ
ている。