shinkai


21世紀に入り大気中の二酸化炭素濃度は上昇しているにもかかわらず、地表の気温は上昇していない。その理由は深海部への熱の流入にあるとの研究成果の紹介記事です。

http://www.economist.com/news/science-and-technology/21613161-mystery-pause-global-warming-may-have-been-solved-answer-seems

『海洋と気候変動:地球温暖化の休止の原因はどうやら深海にあるようだ』 英The Economist誌、8/23号

この数年間の最大の疑問の一つは、大気中の二酸化炭素濃度は上昇しているのに、21世紀に入ってからの地表気温が上昇していないのかだ。有力説は、大気と陸地の合計の9倍の熱を貯蔵する海に流れ込んでいるというものだ。最大の吸収要因は太平洋と思われていたが、大西洋や南氷洋が最大の原因という研究成果が出た。深海部の水温が海面より高くなれば、世界の気温は再上昇を始める。