モジュール化の基本書である、下記の本が再度重版になります。
これで10刷、1万700部です。
経済書にしては、ロングセラーですね。
まあ、当代超一流の学者に加えて、日産CTOの大久保さん(前副
社長)も書かれていますので、当然かもしれませんが。。。。

編集の佐藤さんからは、もう少し分かりやすいモジュール化本が

ないものかねぇと言われています(笑)


ついでですが、オックスフォード大学出版から「日本のガバナンス」

の本が出ますが、この中に、ベンチャーとベンチャーキャピタルの

ガバナンスについて一章書きました。また、ご報告します。


著者: 青木 昌彦, 安藤 晴彦
タイトル: モジュール化―新しい産業アーキテクチャの本質
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/02020003.html

<本の内容>

IT革命の現代経済社会に対する本当に重要なインパクトはどこにあるのだろ
うか? 
IT革命の下で、産業アキーテクチャに起きつつある基本的変化をとらえるキ
ーワードとして、いま経済学と経営学で盛んに使われ始めているのが、「モジ
ュール化」または「モジュラリティ」という概念である。
本書は、世界最先端の理論と実務の世界で活躍する方々に、「モジュール化」
の本質に迫っていただこう、それを一人でも多くの読者に理解していただこう、
という思いのもとにまとめた。
本書での議論を通じて、今後の国際競争力、産業構造の展望、ベンチャーの
活路といった点を占うヒントを、読者諸賢がつかまれることを願ってやまない。

第1部 モジュール化とは何か
第1章  産業アーキテクチャのモジュール化
第2章  モジュール化時代の経営
第3章  モジュール化のコストと価値
第4章  ディジタル化とモジュール化
小論1  ベンチャー・エコノミーと「モジュール化」の関係

第2部 モジュール化の実際-各産業におけるインパクト
第5章  ゲーム産業はいかにして成功したか
第6章  日本型サプライヤー・システムとモジュール化
第7章  自動車生産でのモジュール化の実際
第8章  「モジュール設計思想」の役割
第9章  モジュール化の有効性とその限界
小論2  モジュール化の産業別分析からの示唆

第3部 パネルディスカッション
第10章 実践から学ぶモジュール化の意義と可能性

<中国語訳>
本書は中文訳がでています。中国経済学会の重鎮、張軍
先生のコメントです。

http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/02020003.pdf


<ご意見・ご感想は是非、このブログにご投稿下さい。>