サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のワールドカップ(W杯)優勝を記念し、大和市ゆかりの3選手の凱旋(がいせん)パレードが25日、市内で行われた。参加した大野忍(27)、川澄奈穂美(26)、上尾野辺めぐみ(25)の3選手は、集まった約1万人(主催の市発表)のファンに笑顔を振りまき、声援に応えていた。
小田急線南林間駅から鶴間駅間の二条通り約800メートルを、オープンカーに乗って移動。W杯優勝に加え、ロンドン五輪の出場権獲得も果たした3人に対して、沿道からは「おめでとう」「かわいい」と祝福がやまなかった。
小中高と市内のチームに所属した上尾野辺選手は「大和は第二のふるさとのような場所。大変うれしい」と喜びを語り、川澄選手は「大和で育ってサッカーに出会い今日までやってきて、このような日が来るとは思わなかった。パレードではサッカーのルールを知らないようなおばあちゃんまで祝福してくれた」と感激した様子だった。大野選手は「これからも結果に満足することなく、頑張り続けたい」とさらなる活躍を誓っていた。

カナロコ...神奈川新聞より