Softbank 003SH では、標準でスクリーンショットを取得する方法がありません。
どうしてもスクリーンショットが取りたい場合、Android SDKを利用して、パソコン上でスクリーンショットを取得する方法が一般的です。また、rootを取得することにより、アプリでのスクリーンショット取得が可能でした。
しかし、Screen Capture -No Rooting 2.2 を利用することにより、root を取得せず、アプリだけでスクリーンショットを取得することが可能になりました。

以下、Screen Capture -No Rooting 2.2 のインストールおよびセットアップ手順を纏めます。

1.用意するもの
1.1 セットアップ用パソコンを用意する
Screen Capture -No Rooting 2.2 をセットアップし、動作させる為には、セットアップ用にパソコンが必要です。今回の手順は、WindowsXP での手順になります。Vista 、 Windows7、 Linux等の利用も可能だとは思いますが、手順は若干異なると思います。

1.2 Android SDK のインストール
Screen Capture -No Rooting 2.2 をセットアップする為には、Android SDKの環境セットアップが必要です。以下の手順に従い、Android SDKをインストールします
※ Android SDKの入手
  Download the Android SDK から、インストールするパソコンの環境に合ったAndroid SDKをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動します。
以下のページで【Visit Java.oracle.com】 をクリックし、対応するJAVA JDKをダウンロードします。$Androidな日々-Android SDK Install #1

ダウンロードしたJAVA JDKは、Android SDKより先にインストールし、セットアップする必要があります。
$Androidな日々
上記画面が表示されれば、対応するJAVA JDKが既にインストールされています。先の画面で、JAVA JDKをインストールした場合、一度インストーラを閉じて、再度実行してください。

$Androidな日々
Android SDKのインストールが完了すると、上記画面が表示されます。"Start SDK Manager(to download .... " のチェックボックスはONのまま、Finishをクリックします。

$Androidな日々
AVD Managerが起動し、モジュールの検索とインストール画面が表示されますので、検索されたモジュールを全てインストールします。この作業は比較的時間がかかります。

1.3 環境変数の追記
$Androidな日々
Android SDKをインストールしたフォルダの中の"platform-tools" へのPathを環境変数 "Path" に追記します。

$Androidな日々
コントロールパネル>システムを開き、環境変数 ボタンをクリックします。
下欄の環境変数の中から、Pathを探し、ダブルクリックします。

$Androidな日々
値の最後に";"を追記し、先ほどのフォルダパスをコピーします。最後に";"を追記したら、OKボタンで閉じます。

環境変数を有効にするために、パソコンを再起動します。

1.4 SHARP共通 ADB USBドライバ の準備
 SHARP共通 ADB USBドライバ より、Sharp 用 ADB ドライバをダウンロードし、判りやすいところに、解凍しておきます。


2. インストール/セットアップ
2.1 Screen Capture -No Rooting 2.2 のインストール
 003sh の Android Market にて Screen Capture -No Rooting 2.2 を検索し、インストールします。

$Androidな日々

2.2 デバックモードの設定
 003sh の設定>アプリケーション>開発 から、USBデバック のチェックをONにします
$Androidな日々

2.3 セットアップ用パソコンとの接続
 003sh と セットアップ用パソコンを通信用USBケーブルで接続します。

$Androidな日々

 接続すると、新しいデバイスの接続ウィザードが表示されるます。

$Androidな日々

 ドライバを指定して実行を選び、1.4 SHARP共通 ADB USBドライバ の準備 で解凍した、ADB USBドライバの保存ディレクトリを指定します。

$Androidな日々

 ドライバがインストールされるとタスクトレイに新しいデバイスの準備が完了しました メッセージが表示されます。

2.5 sclibをパソコンにダウンロード
 セットアップ用パソコンで、コマンドプロンプトを実行します。

$Androidな日々

 コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
 > adb pull /mnt/sdcard/ScreenCaptureLib/sclib

$Androidな日々

 コマンドが完了したら、次のコマンドを実行し、sclibがダウンロード出来た事を確認します
 > dir sclib

$Androidな日々

2.6 sclib のインストール
 2.5に続き、コマンドプロンプトにて、次のコマンドを実行します。
 > adb push sclib /data/local/sclib

$Androidな日々

 コマンドが終了したら、次のコマンドを実行し、sclibに実行権を与えます。
 > adb shell /system/bin/chmod 777 /data/local/sclib

$Androidな日々

2.7 sclib の実行
 2.6に続き、コマンドプロンプトにて、次のコマンドを実行し、sclibを実行します。
 > adb shell "/data/local/sclib /mnt/sdcard/ScreenCaptureLib/sclib.log"

$Androidな日々

 これでセットアップは完了です。プロンプトは戻ってこないので、×ボタンを押して、コマンドプロンプトを強制終了します。

3 動作確認
3.1 Screen Capture -No Rooting 2.2 の実行
 通信用USBケーブルから003shを取外し、Screen Capture -No Rooting 2.2 を起動します。

$Androidな日々$Androidな日々

 とりあえずオプションは変更せず、Start Screen Capture ボタンをタップします。

$Androidな日々

 起動に成功すると、左上にカメラアイコンが表示されます

3.2 スクリーンショットの取得
 取得したいスクリーンを画面上に出し、左上のカメラアイコンをタップします。

$Androidな日々

 Screen Capture をタップします。しばらくすると、シャッター音が鳴り以下のウィンドウが表示されます。

$Androidな日々

 Question で、保存するスクリーンキャプチャーの名前を入力します。標準で、ランダム作成された付ファイル名が表示されます。面倒な場合は、標準のままOKをタップします。

3.3 取得したスクリーンショットの確認
 File Explorerツールを利用し、/mnt/sdcard/ScreenCapture を開きます。

 保存したファイル名をタップすると、取得したスクリーンショットが表示されます。

  オプション関連は次の機会に・・・>


謝辞


※本ブログの加筆にあたり、以下サイトを参考させて頂きました。御礼申し上げます。
※003SHでスクリーンショット(画面キャプチャ)を撮る
http://www.ling-factory.com/blog/archives/2011/01/18_2131.html


Android Market で 11件の同時更新をやってみました
この動画を取る為に、11件の更新を貯める方が大変でしたw

所要時間は、約30分。全部UPするのは、無駄なので
更新中の動画は5倍速で時間短縮しています(特に編集はしていません)

主な設定は、次の通りです
・Android バージョン 2.2.1
・ベースバンドバージョン 01.00.01
・カーネルバージョン 2.6.32.9-perf sharp@TG440901 #1
・ビルド番号 S1510

・モバイル通信 オフ
・Wi-Fi オン (自宅の無線LAN環境を利用)


$Androidな日々

MUGEN POWER製 GALAPAGOS SoftBank 003SH用 大容量バッテリーです。
これは1800mAh の製品になります。
MUGEN POWER製の大容量バッテリーには、1800mAh のモデルと、3800mAh のモデルの2種類がありますが、3800mAh のモデルは、バッテリー付属の裏蓋に付け替える必要があり、厚みも2倍になってしまうため、本体のデザインが損なわれます。また、市販のケースも利用できなくなります。
003SH は機能だけでなく、デザイン(特に厚み)も気に入っているので、デザインを変更してまで、バッテリー容量を増やしたいとは思えず、また、現状の使い方でも、十分1日使えるので、あえて大容量バッテリーに変更する必要は無かったのですが、歩数計や、GPSを常時ONにしようとすると、やはり1390mAh のバッテリーでは心もとなく思い、1800mAhモデルを購入してみました。(← 単なる衝動買いの言い訳w)

デザイン比較)
$Androidな日々-未設定
左側が純正バッテリー、右側が大容量バッテリーです。見た目のサイズはまったく同じです。大容量バッテリーの上に付いてる札のようなものは、バッテリー取り外し用のタグになります。これがついていることでバッテリー本体の取り外しは非常に楽になります。

$Androidな日々
バッテリーの上面です。下が純正バッテリー、上が大容量バッテリー。
純正バッテリーには、左側に取り外し時に使用するくぼみと、右側にバッテリーロック用の爪がついています。大容量バッテリーは、何もありません。取り外しは、タグで行えるので、左側のくぼみは無くても問題ありません。右側のロック用の爪が大容量バッテリーには無いので、大容量バッテリーに交換すると、バッテリーロックが出来なくなります。ただ、このバッテリーロックは、システムの動作には関係なく、また、後で説明しますが、大容量バッテリー自体、かなりきつめに入るので、ロックの必要性はあまり感じません。

$Androidな日々
バッテリーの下面にです。下が純正バッテリー、上が大容量バッテリー。
左側の接点含め、基本的にデザインに差はありません。純正バッテリーは、マークなどが一部異なります。

取付)
$Androidな日々
本体に取り付けたところです。付けた感じでは、純正バッテリーよりきつい感じがします。
少し頑張らないと、完全に入れることが出来ませんでした。逆に、かなりきつめに入るので、取り外し用のタグが付いているのはとてもありがたく思います。ロックスイッチは、当然unlockのままになります。

$Androidな日々
裏蓋を閉じたところです。このバッテリーは裏蓋の変更の必要はありません。御覧のように、純正の裏蓋を取り付ける事が出来ます。

$Androidな日々
カバーを取り付けたところです。本体デザインに変化はありませんので、このように市販の裏蓋が取り付けられます。尚、使用しているカバーはray-out製 RT-003SHC3/Rです。

$Androidな日々
取付後の起動中画面です。特に問題なく起動できます。

$Androidな日々
起動後のバッテリー確認画面です。購入状態で51%の容量が入っていました。

動作確認)
この大容量バッテリーのランニング試験を実施しました。
使用機は、個人使用中の003SHになります。主な利用は次の通り
・通勤時のミュージックプレーヤー PowerAMP(片道1時間程度)
・会社携帯からの通話転送
・gmailの確認
・外出先での仕事メールの確認
・Twitter twicca
・モバゲー(はじめの一歩)
・Web閲覧
・facebookの閲覧とチェックイン

標準状態からの主な設定変更点は次の通り
・モバイルネットワーク  OFF
 (パケット通信は、PocketWifi等を経由して利用)
・GPS          OFF
 (必要な時に起動する)
・ライブ壁紙の使用 mashimaroライブ壁紙

試験結果は次の通りです
5月11日 午前7時開始 バッテリー充電100%
その後、バッテリー残量を確認しつつ通常通り利用
5月13日 午前8時30分 バッテリー残量が15%となったので再充電

結果、49時間30分の稼働が出来ました。

この間、深夜帯に2回、パッケージのアップデートを実施しています。
試験中の再起動はありませんでした。

総評)
400mAh の余裕はどの程度のものかと思っていましたが、ここまで行けるとは思いませんでした。
ここまで稼働できるのであれば、移動中にMicroSDに保存しているビデオを見る事も出来そうです。

購入先)
この製品は以下のインターネット通販で購入しました。
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