ジェノサイドの続くガザ
ハマスのイスラエル攻撃から今日で1か月、ガザ市民の死者数は明らかとなっているだけでも1万人を超えた。
これはこれまでのウクライナで殺害された市民の数とほぼ同じだ。わずか1か月で。
しかもその4割が子どもだという。
対してイスラエルの死者数はおよそ1400人というから10倍返しの殺戮だ。
これはもはや「報復」ではなく、大量虐殺「ジェノサイド」である。
イスラエルがしようとしていることは全パレスチナ人の抹殺だ。
それが証拠にまず病院を空爆、続いて学校、教会、モスク、難民キャンプを空爆、救急車まで爆撃している。
どれも戦闘能力のない一般市民が標的だ。
イスラエルの閣僚アミハイ・エリヤフ氏はガザへ核爆弾を落とすことも良いのだと言う。
これは「人質は見捨てる」ということを公言したわけで、この言葉こそ「イスラエルという国の本質」を物語っている。
最初に攻撃を仕掛けたのはハマスではあるが、その原因をつくったのはイスラエルである。
1948年に独立宣言したイスラエルは、もともとそこに住んでいたパレスチナ人をガザ地区に押し込め封鎖。ガザの人々は外との交流ができなくなり、ガザは「天井のない監獄」となった。
ハマスはガザ地区を実効支配する「自治政府」であり学校、医療施設等のインフラを整備し、食事の提供などの慈善事業も行っている。
ハマスはもともとテロ集団ではない。
今回のイスラエル攻撃も、56年間に渡って「天井のない監獄」に拘束されてきたパレスチナ人の我慢の限界を超えた怒りが爆発したもので、いずれこうした事態が起こることは予測できた。
むしろパレスチナ人を根絶やしにしようと企むイスラエルこそテロ国家というものだ。
国連のグテーレス事務総長が10月25日、同様の意見を国連総会で発言しているが各国は沈黙、イスラエルは同氏の辞任を要求、ビザ発給を停止すると言ってきた。
イスラエルを背後から支えるアメリカを意識したのか、グテーレス氏の発言はまさしく正論であるのにだれも追随しようとしない。
紛争に歯止めをかけられない国連なんて存在する意味がない。
日本は明確に「イスラエルを非難する」声明を出せ
今や世界中で「停戦」を呼びかけるデモが広がっている。
しかしユダヤ系住民の多いアメリカがイスラエルを支持し停戦に否定的な態度を取るから、ロシアがウクライナへ侵攻したときのような運動の高まりはないように感じられる。
マスコミも命を張って報道しているのはアルジャジーラだけだし。
先月16日、国連安保理が開催されロシアが人道危機を回避するための即時停戦を求める決議案を提出したがアメリカがハマスへの非難がないこと、イスラエルの自衛権に触れていないことを理由に拒絶した。
日本、イギリス、フランスもアメリカに同調して反対したために停戦案は廃案となった。
ロシアがそれを言うかという気持ちはあるが、日本としては、ここはアメリカを敵に回してでも賛成票を投ずるべきであった。
決議案が可決されていれば、今より状況はまだ良かったかもしれない。
ロシアはそこで「アメリカのダブルスタンダードを目の当たりにした」と述べ、いかにアメリカが信用できない国であるかを訴えることになった。
完全にロシアの勝ちである。
ただ、ロシアもイスラエルもやっていることは同じジェノサイドだ。
どこの国であろうとも、人間としてしてはならないことは絶対に認められない。
そこははっきりと明確に言うことは言うべきなのだ。
日本はなんでダメなものをダメとはっきり言えないんだ。
アメリカの機嫌取りなのか。情けない。
アメリカは日本に原爆を2発も落とした残忍非道な国だということを日本人は忘れてはいけない。
原爆投下によって死亡した日本人は21万人にものぼる。
それこそジェノサイドだろう。
日本はアメリカの属国ではない。
もっとはっきりと明確に正義を主張しなければならない。
先月27日の国連総会でも、ガザ地区での敵対行為の停止につながる人道的休戦を求める決議について、日本は棄権した。
これがきっかけでアラブ諸国は「日本はジェノサイドを認容する国だ」と認識するようになり、日本人タタキが始まった。
日本は当然に賛成票を投じなければならなかった。
今のところガザ地区でのジェノサイドを公然と批判しているのは共産党だけ。
共産党は好きではないが正しいことをしていると思う。
今日はG7外相会合があるらしいけど、はっきりとイスラエルを非難したうえで、停戦を求める声明を出してもらいたい。
ハマスが人質を取ったのは他に自分たちを守る術がないから。アメリカ製の最新兵器を持つイスラエル軍に対抗する武器がないからだ。
ハマスは人質をひとりも殺害していない。
イスラエル軍は何の罪もない民間人を1万人殺害している。
どちらが非人道的であるかは明白だ。
それでもイスラエルを非難しないのならば、今後日本とアラブ諸国との関係は断絶する。
日本に原油は入って来なくなり日本は最貧国となる。