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通話が途切れたり電波が悪い状態になる3つの理由

通話が途切れたり、電波が悪くなる理由
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今回は私が使用しているauでの話しですが、他のキャリアの携帯電話でも殆どの場合は当てはまる内容だと思います。(一部を除く)

●3G回線の電波の種類と特性
・2Ghz帯と新800Mhz帯の2種類存在する。
旧800Mhz帯は2012年7月22日に終了しております。
・2Ghz帯の電波は直進型で壁などにぶつかると跳ね返って飛んで行きます。
・800Mhz帯の電波は建物などの障害物を回りこんで飛んで行きます。


●どちら(2Gと800M)を受信しているのか?
・一概には言えませんが都心部や駅前などは2Ghz帯電波が多く存在し、地方などでは800Mhz帯が多く存在しているようです。
・基本的に携帯電話は2Ghz帯を先に受信し2Ghz帯の受信が困難になった際に800Mhzに切り替わる構造になっています。

○通常はどちらの周波数帯を受信しているか調べることは難しいですが、iPhoneであれば非公式な方法ですが可能なようです。
また今後この方法は使用できなくなる場合があります。(調べた機種はiPhone4Sです)
1:iPhoneで「電話」を立ち上げ、「*3001#12345#*」と入力し「発信」をタップ。
2:「Field Test」というアプリが起動するので「UMTS Cell Environment」→「UMTS RR Info」とタップ。
3:「Downlink Frequency(下り周波数)」「Uplink Frequency(上り周波数)」の項目に、掴んでいる電波の周波数が表示されています。
※auであれば800Mhzや2Ghzなどと表示されていて分かりやすい表記ですがSoftBankの場合は違います。
ソフトバンクのiPhoneでは「Downlink Frequency」の値が2937~3088。「Uplink Frequency」の値が2712~2863)ならプラチナバンド(900Mhz)を掴んでいると考えましょう。

閑話休題

●なぜ電波状態が悪くなり通話が途切れたりするのか?
○大きく分けて3つ理由が考えられ、そのうちの2つが殆どの場合に当てはまる要因になっていると思われます。

【理由1】2Ghz帯の電波をギリギリ捉えているから
※部屋の中やビルの隙間などで起きやすい現象です。
・携帯電話は2Ghz帯から電波を捕捉します。2Ghzの電波は微弱だがギリギリ2Ghz帯の電波を捉えていて800Mhzに切り替わってない状態にある事です。
 これによりどんなに800Mhz帯の電波が良好であっても2Ghz帯を補足している状態では通話が途切れたりします。
○対策としては、なるべく障害物の少ないところに移動すると良いでしょう!
(例えば部屋の中にいる場合は窓際に移動するなど)

【理由2】電波状態が良好だが混線している為
※都心部や駅前、高層ビルなどで起きやすい現象です。
・電波状態は良く、アンテナも全部立っているのに通話が途切れたりする事はありませんか?
 その場合、混戦している事が考えられます。
 都心部や駅前、見晴らしの良い高層ビルなどでは、様々な基地局から電波を得られる状態にあり、携帯電話はどの電波を使って良いのか迷っている状態にあるのです。
・例えばAとBの基地局から状態の良い電波を使用出来る状態にあるとします。
 Aの基地局から飛んできた電波を使用し通話をしていると、携帯電話はBの電波も良い状態であるため、Bを使用しようと切り替えた際に通話が途切れたりする事があるのです。
○対策としては難しいですが、部屋の奥に入ったり、外では木陰に入ったり、壁際に寄ったりして、なるべく数少ない基地局から電波を得られるようにすると改善されるかもしれません。


【理由3】そもそも2Ghzや800Mhzも受信出来る場所にいない
・殆どの場合これに当てはまらないと思いますが、山の中やあまり人が来ないような場所や電波の入らない特殊な場所ではあり得るかもしれませんね。


以上、3つの理由でした!