韓国映画『殺人の告白』を見てきました。


東京では6/1から封切りだったんだけれど地方では先週・今週あたりに順次公開。


ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ


上の広告は公式サイト のもの。

劇場ポスターや配布チラシもこのパク・シフのドアップで制作されていてインパクト大。


もちろん、彼は謎めいた自称殺人犯であることから、主役と言うより敵として描かれています。



本当の主役は、殺人犯を追い続けてきた刑事班長役のチョン・ジェヨンです。


ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ

物語はいきなり激しいアクションシーンから始まる。


ここは、主役であるチョン・ジェヨンが殺人犯を寸前まで追い詰めた頃の回想シーン。


これでもか、ってくらいの執拗な暴力シーンで、こんなことして死なないの?っていう、ある意味、韓国映画らしい、緊迫感あるオープニングの作り方。


日本では、パク・シフの美しい顔を見に来た韓流女子たちに、軽い衝撃を与えてます。まぁ、たぶん彼女たちも慣れてきたころかな。韓国映画の暴力シーンには。


そのすぐあとで美貌の自称殺人犯であるパク・シフ登場。



連続殺人事件の時効成立後のタイミングで、自らが犯人だと名乗りを上げつつ、犯行内容を詳細に記した暴露本を出版。


世間を騒がせた連続殺人の犯人が美貌の青年であったことに、非難ではなく、いつしか信者まで現れて。。。


ゴーイン・バック・トゥ・チャイナ



で、以降のストーリーを語ることはちょっと難しい。




なんせタイトルにも書いたように二転三転するこの映画。


はっきり言って、私はあまり期待してなかったのです。

ところが、ここまで何度も観客を驚かせる仕掛けが、仕組まれてあるとは思わなかったです。

つまり、予想以上に面白かった。


下手なことを書かず、迷っているならば見に行くことをおすすめしたい、ってくらいしか書けないよ。

こういう映画がたくさん出てくるようになった韓国映画界は、やはりスゴイと思う。


脚本もスゴイけれど、アクションシーンの金のかけ方も演出も垢抜けてきた。


冒頭のシーンに続く物語序盤にも、またまたアクションシーンがあるんだけど、ここなんてハリウッド流の「そんなん出来るか!」っていう超人的な特撮カーチェイス。


普通だったらチープになるんだろうけれど、次から次へとダイナミックに緊迫感があおられる作りになっていて、特撮であることを意識せずにすむ。

それにしても、ちょっとやり過ぎだとおもうシーンは多々あったけれど、香港映画を見慣れた私は違和感もなく、全体のミステリーの仕掛けが巧妙なので、細かな突っ込みどころに気をとられている暇もない。


この作品、ネタバレしちゃうと見る価値がなくなっちゃうので、ぜひ前知識なしに映画館に行ったほうがいいよ。



あ、パク・シフのサービスショットとして鍛え抜かれた肉体を疲労する水着シーンとかバスローブ姿とかちゃんとありますよ。


なんせ、観客の9割以上が女子だったから、このくらいは必要よね!


でもでも、男子にも絶対のおすすめ作品です!