私は成人したと同時に他府県で運転免許を取得した。
が、当時、公共機関が発達した大阪に居住していたため、その運転免許はただのカードと化していた。
おかげで無事故無違反のゴールド免許。しかしその素顔は、ペーペーの運転歴ゼロのド素人だった。
その状態が続いた17年後、大阪から他府県に引越することになり、これまでの生活様式が一気に変化することになった。
公共機関はあるものの、大阪とは比べ物にならないほど不自由さを体感した。
そんな土地での車というものは、生活を支える大事な「足」として利用され、普通に一家に2台は自家用車を所有していたのだ。
ここで私の車に対する考え方は、「乗せてもらえるもの」から「乗りこなすもの」として変わっていった。
それからは、全く乗れなかった車との格闘の日々が続いた。
格闘し続けて数年後、いつしか私の中での車は、生活を支える大事な「足」に変わっていた。
自分が運転すれば、どこへでも連れて行ってくれる「最高の足」になって いた。
車を利用して行動範囲がドンドン広がると、自分の考え方の視野も広がったようにも思えた。
昔より、広く大きく物事をとらえ、デンと腰を据えられるようになったのは、車を運転できるようになったからといっても過言ではないように思う。
車を運転できることは、素晴らしいことなのである。
