プリ・スクールとは日本で言う「保育園」みたいなもんでしょうかね。

その名のとおり、「義務教育」が始まる前の学校です。

義務教育は、私の住んでいる群州では5歳の幼稚園から、その前まではプリ・スクールへ行こうが、プリ・Kと呼ばれるスクールへ行こうがデイケア(ベビーシッターがご自宅で何人か子供を面倒見る所)に行こうが家にお母さんといようが構わない。

まぁ、ここDCの約80%以上の子供を持つ夫婦は共働きらしいので、子供たちはデイケアなりプリ・スクールなり通うことになるんですね。あとはやっぱり2~3歳って何かと親も子供の取り扱いに疲れる年齢なので、日中の何時間か学校へ行ってもらい、お母さんも自由な時間を持つ、と言う人も中にはいる。


私の考えはというと、お仕事をするに当たり、その間ベビーシッターを雇うか、デイケアか色々と考えておりましたがデイケアに見学に行ったとき、アンドリューが一番年上で、あとはほぼベイビーという環境があんまり好きではなかった・・・。やっぱりこんなにフレンドリーなアンドリューだから、同じ年くらいの子供と行動した方が、言葉も遅いから彼のためには良いだろうな~と、、それと今やっている言語プログラムの先生方も「アンドリューは絶対にプリ・スクールが良いでしょう」というアドバイスもアリ、、入れるならプリ・スクールかなと考えておりました。


あとのネックは、、、やっぱりその費用。

普通に給料の半分以上を持っていかれるほどなので、いったい何のために働かなくてはならないのか・・・ということになります。特に私のように、アメリカで何のキャリアも無い人にとっては高すぎる出費だ。


でも、奇跡というものはあるもんです。


つーのは。

去年から度々登場していただいてる「カーヤ」。カーヤのお父様は、ユダヤ教の教会の施設の中に、デイケアおよびプリスクールの建物を寄贈された方である。つまり、校長先生だし、経営者なのよ。

私がそのカーヤおよびご家族をお手伝いする(去年履修したその仕事である)にあたって、恩赦というかそのプリ・スクールにアンディは無料で通える事になったのだ~!!!週一だけど、有難い限りである。


早速今日の午後、書類を埋めに行ってきた。

書類を書いている間、室内の体育館でアンディはクラスメイトに出会った。

アンドリューは何の躊躇も無くクラスメイトに向かって「Hi~!」と挨拶してその輪に入ってった・・・ええ~~。

これには先生もびっくり。

しかもちゃんとトラブル無く遊んでいるんだよね、えらいよ!アンディ。割と順番も守ったりしてて偉かった!そして彼の良い所は争う前に「一歩引く」のだ。お友達にオモチャなり遊具を譲れるのだ、、これは私の知らない才能でしたねー。


その後、カーヤが書類のチェックをする間、別の部屋に行っておいでと言われて別のクラスを覗いてみた。

そこの先生と少し話しをしている間、アンディはそこの子供たちと普通に遊んでいた・・・その先生も驚いた!というのはそこはアンディよりも年齢が上の3~4歳の子供たち。「お母さん、もう心配いらないですねー」とまで言われた。その後アンディはというと、先生の「はい、後片付けの時間です!」と言う言葉に合わせてなーんと、他の子供たちとお部屋を綺麗に整理整頓して帰りました!!


ずーっとママと一緒にいてなーんも分からないだろうから大丈夫かしら??なんて思ってた私はすっかり安心したし、すっかりおにいちゃんになった彼をかなり誇らしく思いました。

そして、母がいつも言ってる「男の子なんてさっさと彼女作ってお母さんからいなくなるのよー」・・・なんとなく分かる気がしたなぁ。家では「ママ~」とべったりのアンディなのにねー。


来週からお弁当を持ってアンドリューは学校に行くんですよ、私も少し楽しみです。