先週末、最終試験に向けてお勉強の最中、旦那と映画に出かけた。

そういう時に限って電話を家に置いていってしまったのだけど、帰って来たら沢山留守番電話が入ってる・・・。


メッセージの主はご近所のお友達Lさん。


「旦那がクロスボウで鹿を仕留め来て、今から解体するから見においで」(もちろん州の狩許可証お持ちです)


はい!行きますとも~~~。

車では5分の距離の友人宅に夜道を急ぐBERKLEY.アンディは寝てしまった後だ。(旦那がいたので出かけられました)

家に着くとさっそくガレージの扉が下から上へグィィィ~~~~ンと開いて、鹿登場・・・・。天井から吊るされていました。


もうそれだけで「おおお~~~」と興味津々ですが、本番はこれからよ。

私が着いた時は、イケメンご主人が鹿の皮を剥いでおられました。


ようこそBERKLEYファミリーへ!  頭部は剥製となり、ミュージアムに展示されるそうです


聞けばご主人は「剥製作成」のプロだと。並んでいたナイフも凄い数でした。

喉の下まで皮を剥げば、肉の解体の始まりです。


剥製のプロであっても、動物学の専門のご主人ですので、「ここはステーキ用、ここはスープ用」と言いながら解体。

そばにいたBERKLEYはというと、「おお~、グロス!」どころか。次はどんな肉が出るのかワクワク。



ようこそBERKLEYファミリーへ!  まずは背骨の肉を切り取り、ステーキ用の肉を採取


この鹿さん。

ご主人によると、4~5歳のお年寄りだそうです。それでもそれぞれのパーツは重かったけど。

以前頂いた物は、すごい若い子供だったらしく、それに比べたら今回の物は30キロくらいあるものだそうです。


そして鹿さんというのは、あんまり脂肪が無い動物なんですねぇ。

その代わり、筋が多いかなぁ?

そこで、ご主人に「解体のお手伝いをして良いかなぁ?」と聞いて見たら「是非やってみなさい!」と。

これは、一生に何回出来るかのことだし、持ったこと無いような形のナイフを片手にBERKLEYも挑戦。


驚いた事に、モモなどの筋肉というのは、少し筋どおりにナイフを入れればスルッと綺麗に手で解体できるのですよね、これは驚きでした。


ようこそBERKLEYファミリーへ!  手前が後ろ足一番奥は背中のお肉です。脂肪が無く美味しそうです

更に更に。

後ろ足の付け根部分の肉を解体中に気がつきましたが、内部の筋肉はまだまだ温かかった!!

ご主人曰く「そうなんだよ、まだ筋肉は生きているんですね~~」と得意げだ。

解体していて非常に面白かったのはどの部分がどういう形の肉で、というのが持っている単なる料理本とは違って、自分で切りながら「ああだ、こうだ」と一つ一つ思いながら切っていくというのは非常に興味深いものでした。



それにしても。

生肉が非常にフレッシュなだけになんとも良い香りがガレージの中に漂っていまして、ワインが欲しい!と思ったのは言うまでもなかったのですが、、この感想をご主人に言うと「普通女性は気持ち悪がってやらないけど、タフだなぁ~」と。友人のLさんも「普通解体なんかやらんがしかし、よくやったなぁ~えらいえらい」と褒められました。


解体した肉はその日持ち帰らず、翌日、Lさんがシチューを作ってくれ、それを分けていただきました。

どうも、ごちそうさまでした~~~。