アメリカの急患はどこへ行けば良いのか、それはドラマでも有名なER即ち、Emergency Roomです。


昨晩アンドリューを連れて行ってきましたよ~。

何でかって?

アンドリューは日本で言う「突発性発疹」という症状が出て3日間ずっと熱が38~9度ありました。

恐らく、周りのママたちが言ってるこれだろうなぁ~って私は暢気に構えていたのですが、いてもたってもいられなかったのが旦那。

実は日曜日の朝にも病院に行ってるんですよ。そこのドクター曰く「ウィルスが活動している2~3日はちょっと熱が出るもんだ」とのことで、解熱剤を紹介されて帰って来ましたが、それでも何だか熱が出て苦しそうな息使いなので、夜8時過ぎにドクターに電話すると「じゃあ、病院にいらっしゃい」とのこと。


車内は、昼間掛けていたクラシックチャンネルのラジオが流れてる。

たまたまバッハだったから、またあのバイオリンのパルティータが暗い曲がりくねった道路の道をあおるわけですよ~、不安と共に。でも、母って強いと思ったのが、そんな速度25マイル制限の日本のような道であっても、40マイルくらい出して病院には速攻到着!(普段はちゃんと法定速度守ってますよ!緊急です、昨日は)


ERの受付に行くと、まず受付で色々症状を述べる。・・・つーかさっき電話しただろ。

ERの受付のおばちゃん曰くあたしを知ってるらしい。

なんでも、私がアンドリューを産む時にあの陣痛で「ほぇぇえ」となってるあの時の受付のオバチャンだったらしい。そんなものは覚えてないのですが、「おお、あのときのベイビー!」と感動ひとしおのオバチャン。

身分証明書を見せてと言われたので、免許証を「超ピカピカアップよ」と言って差し出すと爆笑。「なに?やっと取ったの?」とオバチャン。熱でぼ~っとしてるアンドリューを横目に日本には無いやりとりである。


受付が終われば、バイタルチェックします、といって横の部屋でスタンバイしていたナースにまた症状を聞かれる・・・つーか、受け付けで言ったじゃん。

アンドリューは、いつもは色々と笑ったりするのに、よっぽど気分が悪かったのか「ママ~」だって。

熱が少し高いですね~、と言われ処置する部屋の前で待つよう指示される。


以前も書いたと思いますが、アメリカのERなんて数時間待たされる、なんてのはザラなんである程度覚悟しておりましたが、昨日は空いていたらしくなんと10分足らずで処置室へ。

そこでも救急のナースから症状を聞かれる・・・もう満腹です。


待つこと10分でやってきた女医さん。

アンドリューを見るなり「この子、どこが悪いの?」だと。説明したとおりですよ!と言うと「じゃ、見てみようか」と。

ほんとね~~、やる気無いよね~。

アンドリューは家を出る前に飲ませた解熱剤が少し効き始めたらしく、段々ドクターの聴診器やらに手を出し始めました・・・。ドクターに「ここ2~3日食欲が無いんです」というとドクターはゲラゲラ笑いながら、

「Mommy!貴方のベイビー見てご覧なさい! こんなプクプクのお猿さんがね、1日2日食べなくても死なないから大丈夫!」


・・・プクプクのおサルと訳しましたが、実際には「chunky Monkey」と言われました。もうこの言葉には大爆笑。

でもね、ドクター?この子バナナ1本は軽く食べるのに半分しか食べないの、変よ?ね?

と言うと「普通はね、バナナそのくらいしか食べないの、この子良く食べる子なのよ~」あっそー。

でもってこの月齢では良くある症状だからもう一回解熱剤をあげるから30分様子見て何もなかったら帰りなさい。だと。

インフルエンザとか、新型インフルエンザじゃなくて?との問いには「もうシーズンは終わってます」だと。なんだよー、だったら病院に来いとか言うなよ~。しっかり$50請求されたじゃんか。


やっぱりお金病院もビジネスだ、金儲けだ¥、、と感じてしまった私。


解熱剤を飲むときはアンドリューはやっぱり「うぇ~んしょぼん汗」で、ナースをてこづらせてナースに「それ、何味?」と聞いたら「グレープ」だと。だから「バナナがベストフレーバーだったわ」とジョークを言って深夜のナースを怒らせないように気を使ったのよ~、あたくしったら!


こうしてER初体験は終わりました。。。旦那無しの病院も意外といけるじゃんか!あたし!


今朝はもう熱が下がって、食欲も戻りつつあります。

皆さん、ご心配なく!