このシーズン、各々のモールへ行ってサンタクロースと写真を撮るのがアメリカの子供たちの楽しみの一つである。
アンドリューにとってはファーストクリスマス、でもあるのでクリスマスは諸事情のため祝わない私たちだけど、サンタクロースと写真を撮りに行くぞと昨日の旦那の生放送が終わった後に連絡があった。
いつもよりもだいぶ早く帰ってきてくれたペリーちゃん。
私も久々お化粧していざモールへ!
クリスマスイブともあり、最後のクリスマスプレゼントゲットにモールへ詰め寄る人々の車でごった返していた。
駐車場もほとんど空きが無くて、モールじゃない所に駐車するしかなかった昨日。ストローラー持って行ってて助かった~。だっていつもはストローラーの上に乗っけるキャリアだけ持ち歩いてウロウロしているから。(これはそのままチャイルドシートになるのですね、便利です、トラベラーシステムというやつです)
モールに入ってサンタの列~~、、、なんて探す暇も無くすぐに長蛇の列を発見。前の人に聞いたらサンタの列だと。列に並んで、ふと振り返れば、もう私たちの後ろには2~30人は並んでた。
程なくして、モールのセキュリティの兄ちゃんが「サンタは4時で帰ります」とインフォしてきた。
時は既に3時30分を回っていた・・・、サンタクロースまではこのまま並んでても30分くらい掛かるかんじ。
でも列に並ぶのを辞めるように言うだけで、ここまで!って仕切りはしなかった。
次の瞬間、私たちのすぐ後ろの3人子連れのお母さんが物凄い剣幕で怒り始めた。
何でも、、朝このモールにサンタクロースの時間は何時までか問い合わせをした所、モールの閉まる7時までだという。速攻でセキュリティの兄ちゃんを捕まえて「ちょっと、マネージャーの電話番号教えなさい!」と。
セキュリティとはいえ、多分バイトの学生の兄ちゃんは、そのお母さんの勢いに無茶苦茶ビビッて、「なんなら俺の携帯使いますか?」と弱気発言。
周りがどーっと引く勢いのこのおかあちゃんのクレームには皆同意。
4時で終わるんだったら、列に並ばせるのやめればいいじゃん、係りの人立たせておいてここまで、って。
バトルする事数分、おかあちゃんは列からいなくなった。
前後の人たちと「タフなお母ちゃんだねぇ」と言っていた次の瞬間、ペリーちゃんの表情が変わった。
身長190センチはある彼は見てしまったのだ、このおかあちゃんが列の一番前に行って係りの人をごり押しして列にカットインし、写真を撮ってさっさと帰ったのを!
すぐさま、周りのアメリカ人たちは大ブーイング。
そりゃそうだ、幾ら3人子供抱えて、間違えたインフォされても待たされている人は皆同じ条件で並んでいるんだ。
すぐさま数人そこの担当マネージャーに詰め寄るアメリカ人たち、、、、おお、こえ~。クリスマスだから平和にいこうよ。
でもって色んな人たちが抗議した結果…にもかかわらず、約束どおり4時にサンタはバイトを終え、去っていった。列には50人は超す人々が並んでいたんだぞ
もちろん、全ての人が納得するわけではないので、担当マネージャーおぼしき人に詰め寄る人々…。
あ~あ、残念だったね、ちょっと悲しい出来事だねぇ、と別のお店で買い物をして、ご飯食べて帰ろう、と車に乗った。
モールも閉まる時間だったし、DCから郊外へ帰宅する人たちで道はまた大渋滞だ。
ペリーちゃんは、以前にこのモールの近くに住んでいたことがあるので、渋滞を避けて裏道を進んでいくとふと、消防署の前に出た。
次の瞬間に、あたしたちは見つけた!サンタクロース!
前に書いた、消防署がサービスでやってるサンタさんだ。(うちに来た人とは違う人だったらしい)
消防署に車を止めて交渉するともちろんOKだとも!と。
というわけで、列に並ばず、お金も払わずにアンドリューはサンタクロースに抱っこされて無事に写真撮影をする事ができました。ある意味ラッキーだったね。
それでは、皆さん良いクリスマスを!