デトロイトに来たもう一つの目的は、お墓参りである。
ペリーちゃんは、元々デトロイト出身であり、彼のDJとしてのスタートもここであり、彼のDJネームもここで付けられた。
デトロイトへの旅行の最終日、本当は初日に行くはずだったお墓参りにやっと行く事に。
日本とは違ってお墓は一人一つずつ。
お金持ちの人はプライベートのファミリー用のお墓と専用のおうちみたいなお部屋があるらしいが、一般的には一人一つのお墓なんだそうです。
無数の墓標から見つけたペリーちゃんのお母さんとお父さんのお墓。
彼らのお墓参りは日本のようにお線香とお花・・・ではなく、墓石に石を置いていくのだ。
ペリーちゃんに、お祈りの仕方はあるのかと聞くと「自由に思っていることを祈ればいいの」だそう。
私は分からないから石を置いてアンドリューを見せて墓石に手を置いて「あなたの孫ですよ」とそっとつぶやいておいた。
墓標には
ファーストネーム・ミドルネーム・サードネーム(ついている人だけ)・BERKLEY
父(母)であり、最愛の夫(妻)、愛すべき父(母)、そしてお爺さん(お婆さん)
生年月日-没年月日
ヘブライ語で名前
が書かれてありました。
アンドリューはおじいちゃん、おばあちゃんの墓標の前でそれぞれ記念撮影。
アンドリューはファーストネームの他に、セカンドネームとサードネームまでありますが、この所謂ミドルネームはぺりーちゃんのお父さんのファーストネームで、親戚の中で一番最近亡くなった方の名前をミドルネームに付けるという決まりにBERKLEY家ではなっているのだって。
だからペリーちゃんのミドルネームは彼のお爺さんのファーストネームと言うわけなんだとか。
それからこの墓地にはBERKLEY家一族が眠っているだけにBERKLEYという名前ばかり・・・かと思ったら、BERKEWITZという名前も。
これはかつて、ペリーちゃんのお爺さんがロシアからアメリカに移民してきたときの名前なんだとか。
ユダヤ人に対する歴史的背景から、アメリカに到着したときに移民局によってBERKEWITZという名前からBERKLEYというアメリカ名に改名されたのだそうです。
こうしてみると、歴史が浅いとはいえBERKLEY家も色んな歴史を抱えているんだなと改めて思ったお天気のいい午後のデトロイト。今回ペリーちゃんはちゃっかりお母さんのお墓の隣に自分のお墓と私のお墓も買ってくれました。(用意がいいというか、なんというか・・・)
陽も傾きかけた5時すぎに何のトラブルも無く飛行機はデトロイトを飛び立って再びワシントンDCに舞い戻ったのは午後6時すぎ。
あっという間の旅行でしたが、アンドリューにとっては初の飛行機、初のプール、初めての遠出。
覚えては無いと思うけど、また大きくなったらパーティに参加しに来ようね。