10年ぶりの墓参
伯母の墓参りに井の頭線の東松原駅に出かけた。伯母が亡くなったのが10年以上前だと思う。納骨は東松原付近のお寺に共同埋葬という形でお願いした。それ以来一度も墓参りには来なかった。時間はあったがそういったことを思いつかなかった。お寺の名前も覚えていないし、場所も自信が無かったが、ふと思い立って出かけてみた。駅だけはわかっていて吉祥寺駅に向かって線路の左側のエリアにある。線路とお寺の間が霊園になっていた。下北沢で井の頭線に乗り換えて、吉祥寺方面の各停に乗り、2つ目が東松原駅になる。ホームと車両の間にかなり隙間があいている駅だった。改札を出て駅前の商店街を左に進んですぐまた右折した。古本屋があって、その前を通り抜けると線路沿いになって踏切の手前を左に曲がると上りの坂道に出た。途中を右折しすると正面に霊園が見えてきた。当時の記憶とリンクする光景だった。霊園の壁に突き当たり、壁沿いに坂を上がるとお寺があった。共同墓地を探すと寺の横に立派なお堂があった。埋葬者の名札の中に伯母の名前を見つけた。ここだった!思いのほか綺麗だし立派だし何か安心した。手を合わせながらいろいろな記憶が巡って来た。それが全て正しいものかは誰かと答え合わせをしないと行けないないな。早目に確認しようと決めて、帰路についた。