こんばんは
強い風が怖い安藤未知です。
君はできない子の踊ってみたが
ニコニコ動画で10万回再生をこえました。
とっても嬉しいと同時に、背筋が伸びました
今日は苦手になってしまったblogをかきます
君はできない子の解説ブログです。
(苦手な方は読むのを辞めて大丈夫だからね)
まず始めにこの振り付けの設定
君・できない子 = 安藤未知
わたし = この子を救ってくれた人(見ている人)
この設定を頭に入れて、歌詞を感じながら振り付けを見てみると面白く感じる部分が出てくると思います。
物語は土下座から始まります。
その意見は左耳から右耳へ溢れたり流れたりできない程に多く、
例えば、
『お前のここが不純で不誠実だ』
『お前はちゃんとしていない』
『なんでこんなこともできないんだ』
等の雑音が両耳から入り、
逃げ場がなく、
君にはそれを頷いて聞くしかできませんでした。
自分の名前も言えないほどに君は孤立していく。漏れ出すのは嗚咽ばかりです。
そんな 君 のできない子洗脳に気付き、はじめて近付いてくれたのが この歌詞に出てくる わたし だったのです。
「おいでよ 守ってあげるよ」
転んでしまう振り付けがあります。
(わたしがいなけれりゃ死んでる子
の歌詞のタイミングで転んでいるんだよ)
2番に入る前、幸せそうにわたしを見つめて笑っています。
わたしに 手を引かれるようになった君は2番に入る頃には 周りからの雑音も自分から進んで飲み込めるほどに強くなってしまいます。
『可愛い子 良い子 わたしのものよ』
『あなたのものよ』と口を動かしています。
ここは わたし に頭を撫でられる君。
そして、段々君は気付いていきます。
自分は、ほんとうにできない子なの?
ほんとうに寂しい子なの…?
出来ることが増える度に、あの雑音に塗れた日々は異様な日々だったのではないかと気付いてしまいます。
できない子洗脳に気付き 「…あれ……?」
っていう顔をしているの。
足取りはふんわりとして軽く、
表情はとてもやわらかく。
ここは『みてみてー!!!』って言ってます。
でも、わたしは少しずつ喪失感にのまれていっていたのです。
できない子でずっと居て欲しかった訳では無いのに、できないあの子が可愛かった。
できない子でなくなってしまったら、わたしは捨てられてしまうのではないかと少し頭を過ぎってしまったり、わたしの中でも君によって感情が掻き回されていっていたのです。
首輪を外したのは、束縛ではなくて、
【 できない子洗脳から完全に解かれた君 】
を表していました。
そこからの君はとても美しく笑い、儚いまま強くなり、わたしの知らない時間を増えて、
わたしのあたまのなかで、君は踊っていたのです。
でも君は、そんなわたしの心情に気付けず最後まで楽しそうに、無邪気に、
洗脳が溶けましたー!と わたしに 解らせてしまうのです。
わたしが軽い気持ちで助けた君は、実はとても美しくて大丈夫になるどころかどんどん開花されていき、手の届かない場所にいっても尚君はそれに無自覚。
という振り付け。
なので、この動画がのびればのびるほど、本質に近づいて行くというか、この動画がたくさんの人の目に触れて、ファンが増えて、踊り手の先輩方からリアクションを貰えて、安藤未知が嬉しくなるほどに、君はできない子の動画が美しく思えてしまいます。
この振り付け解釈は完全に自分のものであり、本家のきくお様の解釈とは恐らく全く異なります。
このブログを読んだ後に、また動画をみてほしいなと思います。
全ては空想です。
おしまい。